【高校受験】都立入試後の動き

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

都立入試が終了しましたね

生徒たちからは色々な報告が既にきています

「結構緊張しないでいけた!」「思ったよりできたよ」

とプラスな意見もあれば、

「だめだったー」「あの問題ができなかった」

とマイナスな表現をしてくれる生徒もいます

 

昨日のブログにも書きましたが、

個人的にはマイナスな意見をいってくれた生徒のほうが合格している気がします

試験中も客観的かつ冷静に問題に対峙できていたのだな

とわかるからです

 

とりあえず中学3年生の全受験は終了しました!

生徒のみなさん、学生のみなさん

本当にお疲れ様でした! 

 

 

とはいっても私の役割はまだ終わりません

中学3年生が万全の状態にて高校に迎えるように裏でこそこそ動き始めるんですね

本日は全受験終了後の大まかな塾での(私の)動きを共有したいと思います

 

 

【目次】

・「受験後対応の目的とゴール」

・対生徒

・対保護者

・対生徒&保護者

 

 

・「受験後対応の目的とゴール」

受験が終わった後も私(たち)は生徒のためにできることを考えます

目的は

受験期を振り返って高校に向けてのメンタル面のセットをする

そのために

3月の過ごし方を一緒に考えて時間を有効活用してもらう

このことを念頭に生徒たちと接していきます

とはいえ終わったばかりなので、これから1週間ほどは十分休んでもらいたいです

 

けれど毎年ある現象がおきます

それは

『暇なことが暇!』

という現象です

(あるいは学習の場に戻って来ない生徒もいますが・・・)

 

 

なので、1週間後くらいから生徒面談を実施していきます

 

 

この時期の私の意識としては

利益≠生徒

つまり、生徒と塾の利益は完全に切り離して、

ただ生徒にとって何がいいかを最優先に考えます

綺麗事だと言われてもおかしくないですが、本当にそうです

 

 

必要でなければ入門授業も受講しなくていいですし、

2月で終わりでも構いません

生徒・保護者の方(特に生徒の意志で)受講するかどうか決めてもらう

というスタンスです

 

あくまで生徒ファーストです

 

 

・対生徒

『高校に向けて頑張ろう』と生徒に伝えなければなりませんが、

 伝達するタイミングは生徒ごとに変わります

受験で本当に追い込んだ生徒にすぐ

「大学入試は・・・」

「高校は中学と違って・・・」 

と伝達してしまうと疲れてしまいます

大人だって大きなプロジェクトが終了した途端に次の課題を与えられて

はいやりますか、とはなりませんよね

生徒たちも同じです

そこのタイミングを見計らわずすぐに高校に向けて頑張っていこう!

と伝達してしまうのは早計でただ生徒たちを疲弊させてしまうだけです

大事なのは

伝達するタイミングとそのタイミングをいつに設定するか

ということです

 

 

私は必ず保護者の方を交えて面談させていただく前に

生徒と面談をします

予め本人の意志を確認しておきます

でないと面談時に

保護者のパワーが強いと子供が萎縮してしまう可能性があるのと、

面談までに生徒たちに私の質問に対する答えをじっくり考えてもらう時間を

設ける、という意図もあります

 

私が生徒に伝達する内容としては

①中学と高校の違い

②大学受験の流れと現状

③3月の過ごし方の確認

④予備校の種類

をざっと(本当にざっと)話して、ぼんやりしたイメージを抱いてもらいます

そのあとに中学生活を軽く振り返ってもらいます

 

そのあとはもうひたすら飽きるまで雑談です

面談というよりは、本当にプレッシャーから解放された生徒たちと

のんびり話す時間を設けます

「模試で取れない時あったよね、大変だったねあの時は」

とか

「志望校選びはほんとに難しかったー」

などほんとうに些細な会話をします

 

この時間が本当に幸せなんです

 

塾である以上合格という結果が最優先で大事なのですが、

一緒に何かを乗り越えた

そのことを生徒と共有して何気ない会話をすることができた

そのこと自体まず私は安心感と安堵感を抱きます

 

私はこの時間を感じるために受験に携わっているといっても

過言ではないと思っています

 

 

・対保護者

保護者の方にお伝えするのは一言だけです

 

今は自由な時間を過ごさせてあげてください

 

だたこれだけです

3月半ばからまた進学先からの課題が出されます

受験直後に定期テストがある生徒もいるでしょう

4月からはまた慌ただしい日々が始まります

生徒たちが本当にゆっくりできる時期はこの時期のみかもしれません

いくら勉強していなくても3月中旬までは目をつむってください

 

また高校生に今後なるので今までとは違って

生徒に(金銭面のことは除いた)全てを任せてほしい

ということを保護者の方には伝達します

 

彼らが次に向かうのは大学受験です

大学受験は正直なところ受けても受けなくてもいいです

やりたいことがあるのであれば、別に総合大学に行かずとも、

短期大学や専門大学、あるいは就職でもいいかもしれません

大学受験は高校受験とは異なり、自分がいきたくて行く場所であり、

行かされる場所ではありません

高校生の授業をしていても、

「親が〇〇というから大学いく」

という生徒よりも

「自分が〇〇したいから大学いく」

「〇〇が楽しそうだから大学いく」

みたいに自発的な動機がある生徒の方がやはり目標に向かう力が違います

大学受験はあまり保護者が生徒に言わない方が逆にうまくいくのかもしれません

 

私の保護者も高校受験の時も大学受験の時も一切口を挟まず、

自分の進路なんだから自分で決めなさい

お金の心配しなくていいからやりたいことをしなさい

と伝えてくれました

当時は自分で決めなければいけないというプレッシャーを結構感じて選択をしていましたが、

保護者の言葉に傷つき混乱しモチベーションを失ってる生徒も多く見られるのを体験すると、

保護者は口を挟まず影で見守るのが一番いいのではないかと思っています

(もちろん生徒によってはかなり強力に指導して行く必要がある子もいますが)

 

とりあえず今の時期は勉強を急かさない

ということと

先は生徒に決めさせましょう

の2つを保護者の方と話すことが多いです

 

・対生徒&保護者

受験後は必ず三者面談を行います

内容は

①中学生活の振り返り

②全体的にうまくいったこと・変えなければならないこと

③進学先の高校の情報

④高校受験と大学受験の違い

⑤高校での目標設定

⑥雑談

 

①〜⑤は必ず毎年行うことです

先に進むために受験後に振り返りを行い、思考を整理してもらいます

その際注意することは

目標を強制的に設定しない

ということです

ないならないで構いません

また将来やりたいことということも本当に決まっているなら別として

具体的に詰めていくということもしません

将来どのような仕事があるか何てわからないわけですから

 

そして私がとても大事にしているのは⑥の雑談の時間です

この最終の三者面談で保護者の方と生徒と私の三者でじっくり些細なことを話す時間を得られるまでたどり着けたんだなと、

私が中学生の生徒たちにできることは全て終わったんだな

と毎年感じる瞬間です

辛いことも「じつはね・・・」みたいな話も全てのんびり話すことができます

この時は私はこう思っていたんだよ、みたいなことを話すと驚く生徒もいたりします

でも全て終わったのですから、伝えられない内部の情報もありますが、

基本的には包み隠さずフランクに面談に臨みます

 

そして私が必ずしていることは

感謝を必ずのべることです

鬼のように厳しい私を信じてついてきてくださってありがとうございました、と

中学受験や高校受験は時に厳しく、さらに厳しく、時折優しく接します

基本的には私は生徒に厳しく接する方だと思います

(生徒への姿勢は、

その学年全体の特徴や担当する講師の布陣などを考慮して毎年私は決めます

今年度は優しい講師陣が多かったので役割として厳しく接していました)

 

ただ、高校受験が終わった今は事情が異なります

私ができるのはあとは高校に向けて少しずつ準備をするサポートのみです

高校受験とは異なり、大学受験は生徒主導であるべきだ

というのが私の考えです

「高校受験の講師=鬼」だとしたら「大学受験=守護霊」

みたいなイメージでしょうか

徹底的にサポートをします

 

時には叱咤激励もしますが、高校受験ほど多くはないです

寄り添うイメージです

中には高校生になってもありがたいことに続けてくれる生徒もいるのですが、

そのような生徒たちは私の変わりように驚く子も多いです

(本当はなりたくて鬼になっているのではないんです・・・)

 

 

とはいえこの先も続けるかどうかは正直どうでもいいです

前を向いて高校に向かってくれるのであれば、

塾なんか行かなくたって構わない

マインドセットの手伝いをしてことが私の3月の役割となります

 

 

都立入試が終わった今、

私の中3担当としての大きな役割は終了しました

今後は上に記載したことを中心に中3のクロージングに向かいます

塾の動きはこんな感じです

生徒たちは、

とりあえず今から1週間はしっかり休んでください

先のことは3月に入ってから考えましょう

 

本当におつかれさまでした!

 

「今日の一言」

受験が終わりました

本当に生徒のみなさんはお疲れ様でした

こんな私を信じてついて来てくれてありがとう

中1で担当し始めた時は本当に大丈夫かなこの学年

と思ったこともありましたけど、最後まで乗り切ってくれました

本当に色々辛いことも楽しいこともあった学年でした

特に全員が仲が良く協力して乗り越える意識が強かったのがこの学年の強さでした

ここでの繋がりは先のステージに進んだ時に大切なものとなるでしょう

私が彼らに授業をすることは進級しない限りないです

でも、教室にはいつでもきてください

いつでも力になれるように準備しておきます

 

とりあえず、今日はお疲れ様でした

ディズニーでも映画にでもアニメ見るのでも、

しばらくはしっかり休んでください

 

君たちは私の誇りです