【その他】私と英語とスワヒリ語

こんにちは

Hide-and-seekです

 

本日はお題『私と英語』に沿って書いてみたいと思います

 

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大学生の時にインターンタンザニアケニアに二ヶ月間行ったことがあります

大学時代には社会人になってからできないようなことをしたいと思っていて、じゃあそれはなんだろうと考えたときに

『アフリカ大陸に行くことだ』

と考えついたのです

そういうわけで、アフリカにある国へ行くことを決めたのです

 

 

それまで大学受験の英語しか勉強していなくて英語は特に得意でも不得意でもなかったのですが、渡航およびインターンには語学の基準がありました

とりあえずTOEICで730点取れば良いとのことで、毎日勉強しましてなんとか基準に達することができました

大学受験以上に本気で勉強したと思います

本気で行きたい気持ちがあると学習も継続できるんだな、と強く感じた日々でした

 

 

そんな中タンザニアインターンへ行ったわけです

内容は『小中学校で英語を教える』とのことです

もともと大学生の時もバイトで塾講師をしていたので、同じ教育系のインターンに応募しました

 

 

インターン前日、いろいろな国籍のインターン生と出会い、ご飯に行きました

これからどんな日々が始まるんだろう、と久々にドキドキした気持ちは今でも思い出すことができます

ただ、結論から述べますと

今思い出しても、かなり辛くとても鍛えられた2ヶ月間のインターンとなりました

 

 

インターン初日】

始め私は、何か引き継ぎがあったり、後ろで見学をしてから、少しずつ授業に参加するのかなと思っていました

けれども、校長室に呼ばれていきなり

『今日授業するクラスは‥』

と伝えられ、私を含むインターン生はみんな仰天しました

わたしも

『授業いきなりするんかい』

と心の中で感じました

 

 

けれど決まってしまっていて変えられないので、やるしかないと心に決め、前任者からの引き継ぎのメモを見てそれぞれ準備にかかりました

後から聞いた話ですが、そもそも教師の数が足りず、初日から授業に入ってもらう予定だった(by校長室)らしいです

そんなの募集要項に書いてない!と愚痴を言っても始まらないので、準備をしました

 

 

授業自体は日本の塾で慣れていたのでなんとかなるだろう、と思って教室に入っていきました

入って少し経って私はあることに気づいたのです

 

 

子供たちは学年によっては英語が通じますが、通じない学年もあったのです

 

 

大人とは英語でコミュニケーションがとれます

ただ、これから指導する生徒たちには単語レベルでしか英語が通じないのです

最初の授業はほんとに何もできずに、テキストを一緒に読むぐらいで終わりました

 

 

授業が終わって校長室にいって、生徒たちには単語レベルでしか英語が通じない!と相談したところ、校長からは

スワヒリ語も交えて授業をしてください』

とお願いされました

 

 

‥むり!!

ほんと無理!

募集要項に書いてないじゃん!

簡単な英語で文法事項を訂正する授業をする

という内容のインターンだったんじゃないんかい!

 

 

と心の中で叫びました

 

 

他の各国から来たインターン生も同様のことを感じたようで、その日の夜は寮で今後どうするかの話をかなりしました

はじめは愚痴や不満をこれでもか!というぐらい出し合いました

ひと通り不満を吐き出したあと

さて今後どうするか、とだれかが投げかけたことをきっかけに、先のことを話し合うことになりました

不満を言っていても翌日も授業はあるので、準備しなければならなかったので、全員授業をどう組み立てるかを相談しました

 

 

結論から述べますと

①授業のスクリプトを作る

スワヒリ語の単語•文法を覚える

③模擬授業を毎晩1人ずつ行う

ことになりました

 

 

まさか、英語の実践としてタンザニアに来たのに、スワヒリ語を本気で勉強することになるとは参加当初は想像もしませんでした

それでも今まで英語の文法や単語を覚えた方法などを駆使すればわりと覚えられるものですね

そして必要性と喫緊性がありやらざるを得ない状況に陥れば人はやるのですね

ほんとに毎日毎日スワヒリ語の勉強を勉強をしました

 

 

高学年の授業の方は、

もともと生徒たちはコミュニケーション英語を話すことができていたので、予定通り文法の授業を行うことができました

コミュニケーションは取れてても文法はめちゃくちゃなので、それを訂正する授業です

この授業はインターン前国内でもかなり練習したのでスムーズにできました

 

 

一方低学年の方は、

コミュニケーション英語を理解できる生徒とできない生徒の差がかなりありました

なので、スワヒリ語の単語やボディーランゲージをかなり用い、まずは英単語と簡単な文法(とはいえ日本で言う中3レベル)を教えていきました

わからない単語が飛び交ってきたときは、がっつりiPhoneMacBookも使って調べまくりました

日本の授業よりもかなり頭も体力も用いた授業をほぼ毎日行っていたという感じです

 

 

はじめは当然上手くいきませんでしたが、2週間もすれば人は慣れるものですね

一応授業の形にはなってきました

環境に適応するために人はほんとに死に物狂いに努力できるんですね‥辛いですけど

 

 

授業をしていて私が1番違和感があったことは、日本人がタンザニアの地理を教えるという授業です

まさかタンザニアまできて、タンザニアの地理を英語とスワヒリ語で現地の小学生低学年の子供たちに教えるとは思いませんでした

そして、子供たちは日本人から現地の地理を教わることに何も違和感がなかったのもとても違和感があるとともに、面白かったです

 

 

インターン中は様々なことが起こりましたが(昼休みは50対50のサッカーをするとか)、英語周辺に関しての経験はこんな感じかなと思います

本当に貴重な経験をしたと思います

今でも私の教育観を支える大きな経験になりました

 

 

 

【学んだこと】

英語(言語)は必要性があれば身につく

そして忘れるのも早い

非言語のボディランゲージはかなり重要

仕事の募集要項は代表にしっかりと確認すること

 

 

 

塾では強くは言えないことも多く学びました

結局文法がわからなくたって会話はできる!ということを

それでもビジネスとして使用していくにはやはり文法の流麗な英語は必要です

生徒たちの中には、

伝わればいいじゃん!

という生徒もいますが、それはその通りです

ただ、どこまで目指すかによって習熟度は変えなければならないよ!

と、私は上記の経験をもとに生徒たちに伝えるようにしています

 

 

とりあえず、今思い出しても辛かった‥

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今日も読んでいただきありがとうございました!

 

 

『今日のひとこと』

久々のブログを更新しました

春季講習で9時〜22時の授業は思ったよりきつくて予想よりも体力が残ってなかったですね

でも、やっぱり生徒たち、子どもたちと話しているのは楽しいです

時間はあっという間に過ぎます

1人もコロナに感染していないことは不幸中の幸いですが、今後も気をつけてほしいですね

 

最近は自炊が少し減ってしまいました

講師とご飯にいくからですね

講習期間は毎回こうなってしまいます・・・

できる限り自炊をせねば・・・

反省

【その他】解放感

こんにちは

Hide-and-seekです

 

塾も再開してはや2日

生徒たちも元気そうで安心しています

幸いにも私の担当する生徒たちの中には感染している生徒はまだいないようです

必要外の外出をどうやらちゃんと避けているようです

その結果、かなり暇を持て余していることもわかりましたが

いつコロナの騒ぎが収まるのかはまだわかりませんが、

この時期を利用して学習を深めさせて行きたいですね

 

本日は受験後に毎年一定数生じる生徒たちの行動に関して書いてみたいと思います

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毎年毎年、中・高校受験生を塾から送り出しています

そして、ほとんどの生徒が退塾していきます

けれど、中には高校生になっても塾に残り『大学受験を頑張りたい』という生徒も割と毎年います

 

その中でも毎年一定数

『受験が終わっても自習室に毎日通って学習している生徒』

がでてきます

毎年必ずでます

各学年(受験が終了した小6・中3)において必ずでます

 

今年も

『高校の私立受験に無事合格した生徒』がいましたが、

受験が一足早く終わったからこそのんびりすればいいのに、

受験が終わって結果発表で合格がわかったのち、

ほぼ毎日(塾が開いている日は必ず)塾に来て学習している生徒がいました

今年はコロナの影響で塾にて自習ができませんが、

使用禁止前までは毎日来ていました

 

その生徒はゲームが好きで、特にプログラミングのゲームにはまっていました

受験前まではパソコンにて毎日ゲームをしていましたが、

受験期は時間をセーブして学習に時間を割いていました

『受験が終わったからこそのんびりしたり、ゲームしまくればいいのになぁ』

と私は思っていたのですが、

その生徒は自習室に来続けました

その生徒に理由を聞いたら、過去の生徒も同じ理由を述べていたことに気づきました

どうやら、受験後も学習し続ける生徒の思考には共通なものがあるのではないかと思います

過去生徒たちに聞いた学び続ける理由に関してまとめてみたいと思います

 

 

①得点を取る勉強からの解放

 受験期にはいかに得点をとるか、いかに点数を落とさないか、と

常に数字に追われて生徒たちは学習し続けていました

よって毎日毎日強烈なプレッシャーに耐えながら問題に向かっていたわけです

受験が終了した時期は、最終学年ということもあり、

定期テストもなくのびのびと学習に向かえるようです

 

②純粋な知的好奇心の充足(探究心)

①と関連しますが、プレッシャーがないので、

純粋に内容を楽しめるようです

受験期は時間上省略していたわからない問題において、

時間を気にせず没頭して挑むことができる

受験期に抱いたモヤモヤ感をゆっくり解消してる、とのことです

受験期に使用したテキストの解き直しを行なっている生徒を結構見かけるので、

気になっていた点を解き明かしているのであろうなぁ、と思います

しかも『楽しそうに』です

すてきだなぁ、と聞いてて思いました 

 

③おもちゃ的な位置づけ

基礎を固めて先に進む感覚がゲームみたいだ、といっている生徒もいました 

彼はRPGをイメージしているようで、自身を勇者のように捉えているようでした

問題を敵と皆したりして、どんどん倒せるのが楽しいようです

面白い感覚だなぁ、と聞いてて思いました

 

④習慣になっている

塾にきて学習するのが、1日の習慣になっているので来てしまう

とのことです

そういう生徒は、長時間いるわけではなく2、3時間学習してから帰っていきます

無理なく続ける習慣が付いているのはすごくいいことだなと思います

 

⑤暇つぶし

受験勉強前に楽しかったことがつまらなく、やることがないから学習している生徒もいます

ゲームにはまっていたが、受験後やってみたら楽しくない

ドラマや映画を見てもしっくりこない

友達と遊ぶのも飽きてきた

だから勉強している

そういう生徒もいます

動機としてはどうなのかな、とは思いつつ

学び続けているのでとりあえずはいいかなと思っています

ただ、こういう生徒には「早く楽しいことに出会ってほしいな」

そして「その手段として学習が生きればいいな」とも思っています

 

⑥先を見据えている

学習を続けている生徒に聞いた理由で一番多かったのがこの理由でした

受験勉強が終了してもまた先に受験が待っています

また、先に進むと定期テストや模試がまた待っています

そういうことを明確に意識しているため学習を継続している生徒が多数います

そして、都立に入学する生徒はすでに一貫生とは大きな差があります

上位校に合格した生徒ほどその危機感を感じているようです

だからこそ都立上位校に進学した生徒ほど塾を続けている生徒が多いのかもしれません

 

⑦親に行けと言われたから

若干数ではありますが親に言われたから来た、という生徒もいます

この理由はどうかなとは思いますが、来ているだけ偉いです

普通は来たがらないです、受験が終わった後は

生徒もやらなければならないと自覚があるからこそ来ているのだと思います

 

生徒に聞いた学習し続ける理由をまとめてみましたが、

『先を見据えている生徒』と『探究心が強い生徒』の2つが大きな理由を占めているのではないかと思います

もっと理由はあったかと思いますが、とりあえずは⑦つになります

また、思い出したら、あるいは生徒に聞いてみたら追記したいと思います

 

それにしても学習し続ける姿勢には感化されるものもありますし、

私も負けられないと刺激を受ける部分もあります

私ももっともっと学び続けなければ、です

 

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本日も読んでいただきありがとうございました 

 

『今日のひとこと』

今日も授業が終わりました

昨日に続いて久々に会う生徒ばかりで、若干懐かしかったですね

宿題やってないとかは予想通りありましたけど、元気で来てくれたことがまずは安心です

私の勤務地周辺ではまだコロナの影響はないようで安心しています

今後も影響が来なければいいなぁ、とは思いますがそればかりはわからないので、手洗いうがいを徹底していきたいし、させたいと思います

明日も朝から授業

楽しむぞ!

【高校受験】2017年度 都立入試解説〜数学⑵

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

本日は昨日の続きです

大問4から記載します

 

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大問4:平面図形(配点:17点

問1・問2①

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問1:

中心角と円周角の関係を確かめる問題です

中心角を2aとおければ、あとはおうぎ形の弧を求める問題になります

覚えておくべき公式をインプットできていれば、解けた問題だと思います

長方形に囲まれているかどうかは関係ないので、冷静に取り組みましょう

ついでに面積を求める公式も確認しておくといいでしょう

 

問2①:

相似の問題です

都立はやはり『2組の角がそれぞれ等しい』

でとけます

証明の相似条件が既にわかっているので、逆算して落ち着いて取り組みましょう

わからない部分を把握するために『わかるところを図に書き込む』ことは

面倒臭がらずに取り組んでください

図にて整理することで、情報が整理されます

悩むぐらいなら、まずは情報を書きましょう

90度と錯角で今回は証明できます

 

問2②

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問2②:

この問題は若干難しかったのではないかと思います

気づいてしまえば簡単ですが、気づくまで辿り着けるかということです

ただきっかけは問2①にあります

証明の誘導にのって、図を描き出せば

割と解きやすさは増します

うまく誘導に乗りましょう

 

 

大問5:空間図形(配点:10点)

問1

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問1:

今年度の空間図解は問1から難しいと思います

三平方を見つけたいですが、その過程で

中点連結定理を用います

図を書き出したり、解答にたどり着くまでの

プロセスが例年の問1よりも多いです

その分難易度は高くなっています

うまく補助線を一本引ければとけますが、

そこからもめんどくさい過程をへます

『角MSP=90度』を見極められるかも鍵となります

 

問2 

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問2 :

この問題は来年の空間図形の中でもかなり難しい部類に入ります

立体の体積と底面積比を利用して解きます

補助線も引きます

底面積の見方も変えます

問1以上に作業量と、空間把握能力が求められます

志望校によっては捨て問題に設定して、

ほかの問題に時間をかけたほうがいいと思います

この問題の正答率はかなり低いと思います

解けなかったからといって落ち込む必要は全くないので、

できなかった人は切り替えましょう

逆にできた人はかなり地震をもってください

素晴らしいです!

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都立入試の数学の平均点です

H31:62.3

H30:66.5

H29:56.3

H28:60.9

H27:62

H26:57.6

H25:55.4

H24:57.2

H23:59.9

H22:60.9

 

今年度は大問4・問2と大問5・問2が難しかったです

他の問題も手が込んでいる問題が多かったので、

平均点が低かったと思われます

『捨て問を設定して得点できる問題からとく』

というのは入試において定石ですが、

今年度は特に当てはまる年度だったと思います

徹底的に解き直しをしましょう

大問5は難しいですが良問です

最初から最後まで何も見ずに解けるまで練習しましょう 

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 今日も読んでいただきありがとうございました

 

 

『今日のひとこと』

今日は久々に昼から夜まで授業をしました

初めて担当するクラスで気を使う部分もありましたが、

基本的に楽しいクラスばかりでしたね

足がパンパンになりましたし疲れましたが、

それ以上に本当に生徒たちがよくがんばったと思います

私が生徒側だったら、かなり疲れて姿勢も崩れてるかもしれません

もちろん適度に休憩はしましたが、

よくやり切ってくれたと思います

 

『荒れている』とみなされていたクラスも担当しましたが、

本当に『荒れている』と見なされていたのか、と見間違えるくらいです

本当に集中して臨んでくれました

明日は1日休んで、また春期講習頑張ってくれればと思います

 

それにしても、今日はもう、爆睡できそうです

しっかり休んでまた明日頑張ります!

【高校受験】2017年度 都立入試解説〜数学⑴

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

本日から塾の授業が再開です

久しぶりなのでなまってないか心配ですが、

最後まで待てばいいなぁと思ってます

また、多忙な日々が始まるんですね

新年度がようやく本格的に始まるんですね

不安もありますが、楽しんでいきたいです

 

本日は2017年度の都立入試数学についてとりあげたいと思います

 

【都立入試 数学出題方針】

1 出題の方針

数量や図形などに関する基礎的・基本的な事項についての知識・理解をみるとともに、数学的な見方や考え方、数学的な技能に関する能力をみる。

要は中学校のテキスト範囲をしっかり理解できているか確認する

 ということです

 

2 各問のねらい

1 数と式・図形・資料の活用の各領域に関する基礎的・基本的な事項についての 知識・理解及び数学的な技能に関する能力をみる

2 数学的活動の場面をもとに、数学的な見方や考え方に基づいて事象を数理的に考察し処理する能力や、推論の過程を的確に表現する能力をみる

 3 関数についての知識・理解をみるとともに、関数関係を表現し、見通しをもっ て論理的に考察し処理する能力をみる

 4 平面図形についての知識・理解をみるとともに、見通しをもって論理的に考察 し処理する能力や、推論の過程を的確に表現する能力をみる

 5 空間図形についての知識・理解をみるとともに、図形に対する直観的な見方や 考え方を基に、見通しをもって論理的に考察し処理する能力をみる

 

要は

大問1;1行問題

大問2:推論・考察問題

大問3:関数

大問4:平面図形

大問5:空間図形

ということです

 

(東京都教育委員会HP 数学:基本方針より

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/files/release20170224_02/29s_houshin.pdf

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【試験問題】

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/files/release20170224_02/29s-toi.pdf

【正答表】

 https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/files/release20170224_02/29s_kaitou.pdf

以下解説

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大問1:一行計算問題(配点:46点)

 問1・2・3・4・5

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問1:

基礎計算です

絶対に落としたくはないですが、今年度はマイナス計算をするので

焦るとミスります

大問1の問1です

確実に得点する意識を持ちましょう

 

問2:

こちらもマイナスの分配法則を用います

後ろにかけ忘れないように注意しましょう

 

問3:

地道に展開してまとめましょう

こちらも符号に注意!

 

問4:

基本的な1次方程式の計算です

けれど、Xを左辺にまとめるとマイナスが出てきます

こちらも符号ミスをしないようにしてください

 

 

問5:

単純な連立方程式です

Yの係数も揃っていますので、そのまま計算に持ち込みましょう

 

問6・7

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問6:

解の公式にそのまま持ち込みましょう

ぱっと見て因数分解できないと判断したら、即『解の公式』に

入れてしまえばいいです

無理に因数分解を考えすぎると時間を無駄にしてしまいます

 

問7:

この問題は間違えた受験生が多かったのではないかと思います

単純に代入して計算で求めた受験生は出題意図にまんまと引っかかってしまった形にになります

Xの変域が原点を越すので、最小値は『0』と固定です

単刀直入に計算すればいいや、という考えを捨て、

問題文を丁寧に確認しましょう

 

問8・9

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問8:

余事象を使う問題です

ある事象が生じる確率が大きい数字になる場合、

(全体)ー(ある事象が生じない確率)を計算すれば求められます

もちろん、地道に数えても求められますが、

余事象を用いる方が、計算ミスも減り、時間もかかりません

 

問9:

Pの位置を逆に書いてしまった生徒が割といました

二等分線を二回かけば終わりです

PはAに近い方なので、気をつけましょう 

 

大問2:推論・考察問題(=規則性)(配点:12点)

 問1

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問1

規則性の問題です

考え方としては減少の等差数列ですが、

数列を書き出して見たら『3ずつ減少している』ことは明白です

地道に全て書き出してもいいでしょう

これは得点しておきたい問題ですね 

 

問2

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問2:

一見難しそうでめんどくさそうですが、

書き出して整理すれば証明完了です

例年の証明の中でも書きやすかった問題であったと思います

下に行くにつれ狭く計算ミスが起こりやすいので、

別の場所に大きく書きだしてまとめるのもありだと思います

計算ミスをしないで、ゆっくり四角の中の数を求めましょう

 

大問3:関数(配点:15点)

問1・2①

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問1:

座標を求める問題です

X座標はわかっているので、式に代入してY座標を求めましょう

 

問2①:

中点を求める公式がわかっているかがポイントです 

点Aと点Bの中点Pを求める公式は上記に書きましたが、

A、Bそれぞれの『X座標とY座標を足して➗2』すれば求められます

中点を求める公式は便利なので、使用できるようにしましょう

また、使用する時には

符号のミスをしないようにしてください

 

問2②

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問2②:

 この問題が問3までで一番難しいと思います

『面積比から辺の比を求め、座標を求める』

という流れを取ります

解説は上の図を見ていただけたらと思いますが、

比の概念を理解していないと解けない問題です

また、比を表す時は必ず○や△で囲みましょう

元々の長さが変われば 、同じ比の値でも数字は異なります

(『2㎝:2㎝』も『5㎝:5㎝』も同じ 『1:1』になります)

囲まない生徒が結構いますが、混乱してミスにつながりかねないので、

必ず囲むようにしてください

(慣れている生徒は大丈夫ですが)

 

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ここまでは奇問もなく割と解きやすいかと思います

強いて言えば大問3の問2②が面積比の利用において、

中学受験のような考え方を用いますので、

難しかったのかなと思います

大問4以降はまた明日書きます

 

 

本日も読んでいただきありがとうございました

 

『今日のひとこと』

 久々の授業

思ったよりも疲れました・・・

最後らへんはもう声が出ませんでしたね

新年度初めて担当する生徒ばかりで、気を使ったのもあったかもしれません

ただ予想外のことも結構あって幸先は割と順調だと思います

ここから各学年、クラス作りと講師の連携度合いを高めて、

楽しんで進めて行きたいと思います

また、なにか気になったことはこちらに書いていきます

見守っていただけましたらと思います

【その他】観天望気

こんにちは

Hide-and-seekです

 

受験指導をしていて過去問題やテキストは普段から解くのですが、

解いていてわからないことは結構あります

また、ふーんと感じることも多々あります

だからこそ、私が『なるほど!』と感じたことを生徒たちと共有する場がある塾というのは楽しいのかもしれません

大人同士の会話だと、純粋な学問や雑談の話は避けられるような気もしてます

純粋な興味•関心を示す子供たちと、日常の不思議さについて話せるのは、私としても楽しいです

 

今日は『授業用のメモ』 です

観天望気について調べてきたことをまとめてみました

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【目次】

1.観天望気とは

2.種類

3.例示

4.その他

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1.観天望気とは

 

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『観天望気』

自然現象や生物の行動の様子などから天気の変化を予測すること

また広義には、経験則をもとに一定の気象条件と結論(天候の変化の予測)の関係を述べたことわざのような伝承のことをいう(Wikipediaより)

 

自然現象から天気を推測するんだろうなぁ、

と漠然とは知っていましたが、

『人間の経験則をもとに』も観天望気に分類されていることは初めて知りました

いろんな地域での言い伝えも広義的には『観天望気』になるようです

 

2.種類

観天望気には種類があります

着目点によって分類が異なります

①季節『春夏秋冬』

②時間『朝昼晩』

③地方『瀬戸内地方・讃岐地方など』

④生物『カエル・ツバメなど』 

⑤天体『星・月など』

正確には各分類は関連しあっていますが、大枠はこのような分類になるとのことです

 

3.例示

 僕が聞いて美しいなと心に響いたものをいくつか示しておきたいと思います

 

①白虹張れば干天

 白虹が見られるのは、夏に太平洋高気圧が日本列島上空まで張り出し、

非常に天気が良い時にみられるとされている

クモの巣に朝露がかかっていると晴れ

 放射線冷却現象(よく晴れると地面の熱が、

どんどん空高いところへ逃げていき地面付近の気温も下がります現象)が生じると、

空気中の水蒸気が水滴に変わる

そのため早朝にクモの巣に水滴が付いていたら、

前日の夜はよく晴れたという証になる

③ネコが顔を洗うと雨

 ネコは湿気を感じると顔がかゆくなりよくかく習性がある

そのためネコが顔をかく頻度が多くなると空気中に湿気が多いことになり、

雨の可能性が高くなる

④夕焼けがキレイに見えると翌日は晴れる

 太陽は東から昇り西に沈むため、

夕焼けがキレイに見える時には西の空に雲がかかっていないという証拠である

天気は基本的に西から東へ向かって変化するため、

西が晴れているということは翌日も晴れである可能性が高くなる

⑤ツバメが低く飛ぶと雨

 湿度が高いとツバメの餌となる虫も高く飛べないため、

ツバメも低く飛ぶので雨になる可能性が高い

⑥アマガエルが鳴くと雨

 カエルの皮膚は気温や大気中の水分に敏感に反応する

また、大気中の水分が多くなるとアマガエルは鳴くという習性があるため、

アマガエルが鳴くと雨になる可能性がたか

⑦夕焼けは晴れ

 春と秋は西から低気圧が近くため、夕焼けが西にキレイに見られれば、

雨をもたらす低気圧の雲が西にないということがわかるため

⑧飛行機雲が消えにくいと雨

 上空は細かい粒子が大気中に多く含まれていて、

飛行機雲はこの粒子が急激に上空で冷やされると発生する

もし上空が湿っている状態だと、飛行機雲はなかなか消えないため、

翌日雨の可能性が高くなる

⑨星がたくさんキレイに見える翌日は晴れ

 星がキレイに見られる時は空気が乾燥しているため、雲が発生しにくいため、

翌日晴れる可能性が高くなる

⑩トンビが空高く旋回していると晴れ

 トンビは上昇気流を利用して高く舞い上がる

上昇気流は太陽熱で地面が温まる晴れの日に発生するため

 

かなりあるようですが、独断と偏見と生徒たちに伝えたい基準で選択しました

 

4.その他

知っておくと便利

実際の生活で使用するかどうかはわかりませんが、

ふとした瞬間の判断で活かすことができそうです

 

・知識人だと認知されるかも

 「ツバメが・・・」「飛行機雲が・・・」

などと会話の中に紛れ込ませられれば、

「お?やるな」と思われる、、、かもしれません

 

・周囲への感度が高まる

スマホばかりで歩いている最中にも周りに意識がいかない人をよく見かけます

(私も他人のことを言えるわけではないですが)

けれど、このような知識を知っていると、

周囲への気になり度合いや好奇心が異なるのかな、と思います

特に子供たちにとっては「もっと他にないかな」と探すきっかけになりそうですし、

私たち大人にとっても探究心をくすぐる契機になるかもしれません

実はこれが一番いい効果かもしれない、と思っています

 

調べてみると思いの外たくさんあってびっくりしました

このようなあまりわからなかったことを調べてみることは、

いくつになっても楽しいですね

早速生徒たちに伝えてみようと思います

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今日も読んでいただきありがとうございました!

 

 

『今日のひとこと』

自炊を開始すると賞味期限との闘いが始まりますね

食材を無駄にしないためにどう調理していけばいいかかなり思考します

必然的に外食や飲み会への参加が減ります

(もともとあまり飲み会へは行かないのですが)

そして自分が食べたいものばかり食べてしまってます

すごい良いことなのです

良いことなんですが‥

‥最近肥え始めてような気が‥

 

‥作りすぎには注意しないと!

【高校受験】受験後の面談②

こんにちは

Hide-and-seekです

 

 

昨日は中途半端な文字数で書き切ろうか悩みましたが、

悩んだら分けた方がいいと誰かが言っていたので分けました

本日は雨ですね

雨の日は全体的にどんよりしますが、僕は好きです

昨日の続きから書いていきます

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【目次】

1:面談の目的

2:内容

3:伝えたいこと 本日はここから 

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3:伝えたいこと

内容は昨日書いたのでほとんど全てです

それとは別に生徒たちには伝えておきたいことがあります

大前提として、生徒たちは面談を終えたあと塾をやめます

塾に残って学習を継続していこうと考えている生徒は少数派ですし、

私も受験が終わったあと(特に高校受験終了後)はやめるのが普通だと思います

よって、再び塾に入らない限りない私と会うことはもう無いでしょう 

なので、伝えなければならないことはしっかり伝えておく必要があります

遺言みたいなものです

そこまでやりきるのが、学年主任になった私の役目ですし、責任です

 

毎年面談をしていても細かなデータを提示されても生徒も保護者の方も

いまいちピンときていない方が多いです

なので、データも提示しつつも、

具体的な行動や事象を伝達することになります

どちらかというと私の経験や、過去の私が担当した生徒が伝えてくれたことを

生徒・保護者の方に伝えるという感じです

 

『してほしいこと』

•大枠は1年のうちに決める

•信頼できる先生を見つける

•各教科質問できる先生を見つける

•学習できる場所を探す

 

•大枠は1年のうちに決める

中学と高校において大きなひとつの違いは

『進路が早く決まる』ということです

特に文理の決定に関しては一年生の冬にはほとんど確定します

とはいえ、高校生になったばかりでは右も左もわからない

そもそも志望校といったってわからない生徒も多いです

必ず夏にはオープンキャンパスに行くように伝えます

少しでも情報を集めるのです

その際に気をつけなければならないのは

『ネットの情報に頼らない』

ということです

一次情報に当たってください、ともお伝えします

実際に足を運んで自分の目でも確かめて、ネットの情報と比較し、

決めていってください

ということです

 

信頼できる先生を見つける

塾では講師が多くいますし、進路指導もしっかり行います

ただ、高校に行って予備校や塾に行かない場合、

信頼できるのは学校の先生です

信頼できる方も多くいますが、情報に疎い方もいます

自身が進学した高校において、進路指導において、

あるいは各教科においてアドバイスをもらえる先生を必ず見つけてください

と伝えます

 

•各教科質問できる先生を見つける

進路指導だけではなく、各教科(特に自分が受験にて使用する教科)において

信頼できる先生を見つけてください、と伝えます

『質問できる先生がいなかった』

これは、高校三年生になってから塾に戻ってきた生徒たちがよくいうことです

学校では先生たちは忙しく、一対一で質問に答えることができる時間が限られてしまいます

もちろん時間をとって丁寧に対応してくださる先生も多くいます

では、自分が進学する高校ではどうでしょうか

しっかり確認するようにしてください

そしてもし自分が使用する教科にて気軽に質問できる先生がいない場合、

早急に対応が必要です

 

•学習できる場所を探す

塾では自習室があり、いつでも使用できました

学校にも図書室があります

が、思いの外使用している生徒は少ないです

図書館やカフェで学習している生徒が多いです

家で学習できればいつでもできるので素晴らしいですが、

大抵の生徒たちは家でできないと伝えてくれます

自分が勉強できる場所を確保してください 

こちらも早急に対応が必要です

 

『その他』

•志望校をすぐに決める必要はないが、国立は1年生から準備が必要

•大学は全国大会

中高一貫の存在

 

•志望校をすぐに決める必要はないが、国立は1年生から準備が必要

過去何年も生徒たちをみてきて共通することは

『高校では国立目指します』

と多くの生徒たちが言うことです

また保護者の方も費用面で国立に挑戦してほしいと子供たちに伝えます

けれど、実際どれだけの生徒が国立を実際に目指し、本当に入学できるのか

実際にデータがないのでわかりませんが、

私の所感ではほとんどいないのではないか、と思います

私の生徒たちで今年度国立に合格した生徒たちの大半は、

『一年生の時から継続して学習してきた生徒』

です

よっぽどの進学校に行っていない限りは(もともとのポテンシャルが高い生徒以外は)、

一年から学習し続けないと国立は厳しいでしょう

(レベルを下げれば可能ですが)

また、学習し続けると言っても、

がむしゃらにやっても大学受験はうまくいきません

質と量のバランスが大切です

時間だけかけてやっても、内容が伴っていなければ合格などするわけがありません

時間より質がまずは大切だと言うことも強調して伝えます

 

•大学は全国大会

高校受験(東京都)は

東京都をいくつかに分けたうちの、自分と同じ高校を受ける

同じぐらいの学力の生徒層の中である一定数の得点が取れれば合格します

つまり地方大会のニュアンスが強いです

けれど、大学受験は

全国の至るところから学生たちが受験してきます

したがって、倍率一つとっても知名度の高い私立大、

国立大になるにしたがって上昇する傾向があります

特に最近では、日本大学東洋大学明治大学青山大学など私立大の倍率は

えげつないほど高いですね

そのことに対して 中学生は認識が甘いです

高校受験とはレベルが異なり、難しいことを伝達します

 

中高一貫の存在

私が担当している中学3年生の生徒は既に高1の数学を学習し終え、

高2の内容を学習しています

大学受験は全国レベルだということを考えると、

やはり中高一貫に通う生徒は、公立の生徒よりも『一足も二足も』先に進んでいます

独自作成校へ進学する生徒は難関系の学習を行なっている生徒が多いですが、

普通の都立に進学する生徒たちは通常の中学3年生までのカリキュラムまでしか

こなしていません

公立の生徒が一貫生と同じ土俵に立つには、猛烈な追い上げが必要です

やはりスタートダッシュは大切だということを私は実感しますし、

私が中学受験に賛成である一つの理由になります

(ちなみに一番の理由は、中学受験をした生徒としなかった生徒において、

大雑把な所管ではあるのですが『思考力の差を感じる点』です) 

 

 

『最後に』

•わからなくなったらすぐに戻ってきて!

 塾を一度やめるのは当然の流れです

ですが、私が関わってきた生徒たちはみんな大切な生徒たちです

大学受験、さらにその先へ大きく羽ばたいて欲しいと思っています

少しでもつまづいたら戻ってきてください

そう、伝えています

もちろん戻ってくる例は稀ですが・・・

それでも、何か困った時に頼れる場所が一つあるか無いかで、

大きな差が生じると思います

 

 

結構一人一人時間はかかりますが、丁寧に話させていただきます 

ここまで話して私の面談が終了になります

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本日も読んでくださってありがとうございました!

 

『今日のひとこと』 

本日面談が1名を除いて終了しました

全員とじっくり話すのには時間が足りなかった気もするのですが、

面談できて、受験後話せてよかったです

 

不意のプレゼントはやばいです

不覚にも泣きそうになりました・・・

私が好きなものをしっていてそれをプレゼントしてくれたことがなにより嬉しいです

塾を続ける子も離れる子も全員が大切な生徒だと改めて実感した日でした

 

明日からは新年度の生徒たちや保護者さまと話す時間を増やしていきます

けれど君たちのためには今後も時間をたくさん割いていきます

高校という新たなステージに進みますが、

自分のペースで大学受験に向かってください

 

私に生きがいを与えてくれてありがとう

私も君たちと過ごせた日々を胸の内に抱いて先に進みます

 

【高校受験】受験後の面談①

こんにちは

Hide-and-seekです

 

明日から本格的に業務が再開します

もう生徒たちの熱は冷めているとは思いますが、

都立入試後始めて生徒たちに会うわけですね

『おめでとう』

と言えるわけです

「今更感」と思われたって、そっけない態度を取られたって

言いたいものは言いたいのです

やっと言えます

 

そして明日から面談を開始します

特に中学3年生の面談を行います

その面談内容に関して書いておこうと思います

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【目次】

1:面談の目的

2:内容

3:伝えたいこと 

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1:面談の目的

他塾においては受験が終了した後、軽くお電話入れをして

そのまま退塾して終了してしまう場合もあるようです

けれども、受験が終了したのち、私(たち)は面談を組まさせていただき実施します

 

目的:『受験を通して成長した点・改善点を客観化し、より良い状態で先へ進むため』

 

です

受験期には生徒たちは様々な困難を乗り越えてきたはずです

うまくいった点、あまりうまくいかなかった点

それぞれを客観化して、指摘されることで、

自分はこの受験期にどのように変化したのか把握してもらいます

だらだらと進学するよりも、自身を知った上で進学している生徒の方が、

高校の最初からスタートダッシュを切れていると多くの高校生を見てきて感じます

 

私自身の経験からも、

この面談実施はかなり大切だと思っています

合格してもその後ダラけたら意味がないですし、

不合格ならなおさらです

不合格から学ばなければなりません

不合格でも目的意識を持って高校に進学し、高校受験のリベンジをした生徒も多くいます

先に進む面談に臨んでもらうために、

普段から保護者の方とコミュニケーションを取っている側面もあります

信頼関係がないと『受験終了=退塾』になるからです

幸いにも今年は生徒・保護者の方全員と面談が設定できました

一緒に振り返りができそうで安心しています

 

2:内容

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①中学3年間の振り返り

②うまくいったこと

③改善しなければならないこと・反省点

④高校生活の流れ

⑤大学受験関連

⑥その他

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①中学3年間の振り返り

入学してから卒業まで一つのサイクルをこなしてきたわけです

生徒一人一人において各月・各学年において感じてきたこと、行ってきたことは違います

振り返って整理してもらいます

そして、この振り返りの時に高校生活も同様のスパンで進行することを伝達します

大抵の生徒たちは中学3年間が『早かった』と伝えてくれます

けれど高校3年間は体感としてもっと早く経過することを伝達します

それによって若干危機感を煽り、学業に向かうきっかけをつくります

 

②うまく行ったこと

特に学習面でうまくいったことを抽出します

「授業の復習を○日後に設定できた」

とか

「質問をよくできた」

とかなんでもいいです

うまくいったと本人が感じられたことを自覚してもらいます

うまくいったことは高校へ進学した後も繋げてほしいという思いもあります

 

③改善しなければならないこと・反省点

生徒たちからよく聞かれる反省点は

・もっと早く勉強してればよかった

・解き直しがよくできなかった

・わからないところをわからないままにしてしまった

・家で勉強ができなかった

・休日のんびりしすぎてメリハリをつけて学習できなかった

などです

 

どのレベルの生徒でもほとんど伝えてくれる内容です

特に『もっと早く勉強を始めておけばよかった』という言葉は

できるだけ多くの生徒に言ってもらいたい言葉ですし、認識してほしい言葉です

多くの生徒は都立高校に進学します

独自作成校でない限り大学受験においてはかなりのハンデをおって臨むことになります

『遅れている』

と自覚することはかなり大切です

 

④高校生活の流れ

中学3年間を振り返った後で、

高校の大まかな流れを共有します

特に

•学習内容の分化と深化

•文理の選択時期

•学校の特色

の3つは必ず強調して伝えます

学ぶ内容は中学に比べて遥かに難しくなりますし、ペースも早い

ついていけなくなる子も多いことも伝えます

この段階では毎年生徒からの反応は

『ふーん、そうなんだ』

という感じです

けれど、それでもいいんです

この時期に伝えておくことが大切です

特に文理選択は大体の高校において『高校1年生の冬には決定』します 

以外にこの事実を知らないご家庭が結構います

(それはそうです、高校受験を終えたばかりなのですから)

 

もし高校に入って数学でつまづけば、即文系という道を選んでしまいます

けれど、数学ができていれば、少なくともどちらかを選ぶという立ち位置に

自分を置くことができます

入ってすぐ文理選択をしなければならないのは高校生にとってかなり酷ですし、

高校受験を終えた生徒に伝達するのもどうかなとは思うのですが、

大切なことなので伝達します

 

 

⑤大学受験関連

特に今年度から入試制度が変わります

(対応がゴタゴタしてて、どう変わるかはいまいち読みきれませんが)

 傾向と方針は少しづつ固まってきています

大まかな事項を共有します

また、大学受験、特に私大文系の難化傾向(定員管理の厳格化に起因)に関しても

具体的な数値を用いて説明します

2000年代と2010年代では大学入試への印象は大きく変わります

 

昨年度、私の生徒がセンター試験を国・社・英で受験し、90%をとりました

センター利用で青山学院大学に出願していたのですが、

過去データから見たら合格に匹敵する数値でした

けれど、彼は不合格になりました

90%をとっても不合格だったのです

しかし、ひと昔前では85%でも合格者が出ています

その生徒は得点開示をしていたので後ほど確認しましたが、やはり90%取れていました

難化傾向にある、特に文系において

保護者の方の中には大学受験に関して感覚的な把握のみで留まる方もいらっしゃるので、

この面談時に共有させていただくことになります 

 

⑥その他

と上記のようなことを話しましたら、面談の内容は終了です

あとはのんびり雑談をします

『あの時は辛かったね』

 とか

『実はこの時はこうアドバイスしようか悩んだんだよ』

みたいなぶっちゃけトークとでもいうのでしょうか

そのような会話をします

意外にも生徒・保護者の方からは好評な時間です

毎年毎年一番盛り上がるのはここです

私がどのように考えてどのように接してたのかを知れて何か面白い

と伝えてくれた生徒もいます

受験時には伝えられないことでも、受験後なら伝えられることが多いです

(もちろん内容は選別します)

逆に生徒たちからも「こう言われて○○って思ったんだよ」

みたいなことも言われて「ふむふむ」となることもあります

面談において大切にしたい時間でもあります

 

ここまで終えて、私の役割はひと通り終了したことになります

あとは最後に私から生徒たちへいくつかアドバイスをして面談は終了となります

 

アドバイスの内容はまた明日書きたいと思います

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 今日も読んでくださってありがとうございました!

 

 

『今日のひとこと』

過去通ってくれた生徒から、

大学受験に合格した! 

という報告がきました

準難関の国立大学です

私が小学5年生から高校1年生の時まで担当し、

その後予備校に送り出した生徒でした

まさか国立大学に合格するとは思っていませんでしたが、よく頑張ってくれました><

大学では自由な学びができる一方、時間にかなり余裕ができます

無駄にもなれば有意義なものにもなります

けれど、その生徒なら日々を大切に過ごして活発に道を切り拓いていきそうです

私が送り出した生徒たちがどのような形で社会に羽ばたいていくのか

このことに非常に関心があるので、私は塾講師を続けています

この生徒も4年間学んだ後社会にでていくことでしょう

影から、そっと見守っていたいと思います

素敵な大学生活を送ってください!

 

合格おめでとう