【高校受験】2017年度 都立入試解説〜数学⑵
みなさん、こんにちは
本日は昨日の続きです
大問4から記載します
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大問4:平面図形(配点:17点)
問1・問2①
問1:
中心角と円周角の関係を確かめる問題です
中心角を2aとおければ、あとはおうぎ形の弧を求める問題になります
覚えておくべき公式をインプットできていれば、解けた問題だと思います
長方形に囲まれているかどうかは関係ないので、冷静に取り組みましょう
ついでに面積を求める公式も確認しておくといいでしょう
問2①:
相似の問題です
都立はやはり『2組の角がそれぞれ等しい』
でとけます
証明の相似条件が既にわかっているので、逆算して落ち着いて取り組みましょう
わからない部分を把握するために『わかるところを図に書き込む』ことは
面倒臭がらずに取り組んでください
図にて整理することで、情報が整理されます
悩むぐらいなら、まずは情報を書きましょう
90度と錯角で今回は証明できます
問2②
問2②:
この問題は若干難しかったのではないかと思います
気づいてしまえば簡単ですが、気づくまで辿り着けるかということです
ただきっかけは問2①にあります
証明の誘導にのって、図を描き出せば
割と解きやすさは増します
うまく誘導に乗りましょう
大問5:空間図形(配点:10点)
問1
問1:
今年度の空間図解は問1から難しいと思います
三平方を見つけたいですが、その過程で
中点連結定理を用います
図を書き出したり、解答にたどり着くまでの
プロセスが例年の問1よりも多いです
その分難易度は高くなっています
うまく補助線を一本引ければとけますが、
そこからもめんどくさい過程をへます
『角MSP=90度』を見極められるかも鍵となります
問2
問2 :
この問題は来年の空間図形の中でもかなり難しい部類に入ります
立体の体積と底面積比を利用して解きます
補助線も引きます
底面積の見方も変えます
問1以上に作業量と、空間把握能力が求められます
志望校によっては捨て問題に設定して、
ほかの問題に時間をかけたほうがいいと思います
この問題の正答率はかなり低いと思います
解けなかったからといって落ち込む必要は全くないので、
できなかった人は切り替えましょう
逆にできた人はかなり地震をもってください
素晴らしいです!
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都立入試の数学の平均点です
H31:62.3
H30:66.5
H29:56.3
H28:60.9
H27:62
H26:57.6
H25:55.4
H24:57.2
H23:59.9
H22:60.9
今年度は大問4・問2と大問5・問2が難しかったです
他の問題も手が込んでいる問題が多かったので、
平均点が低かったと思われます
『捨て問を設定して得点できる問題からとく』
というのは入試において定石ですが、
今年度は特に当てはまる年度だったと思います
徹底的に解き直しをしましょう
大問5は難しいですが良問です
最初から最後まで何も見ずに解けるまで練習しましょう
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今日も読んでいただきありがとうございました
『今日のひとこと』
今日は久々に昼から夜まで授業をしました
初めて担当するクラスで気を使う部分もありましたが、
基本的に楽しいクラスばかりでしたね
足がパンパンになりましたし疲れましたが、
それ以上に本当に生徒たちがよくがんばったと思います
私が生徒側だったら、かなり疲れて姿勢も崩れてるかもしれません
もちろん適度に休憩はしましたが、
よくやり切ってくれたと思います
『荒れている』とみなされていたクラスも担当しましたが、
本当に『荒れている』と見なされていたのか、と見間違えるくらいです
本当に集中して臨んでくれました
明日は1日休んで、また春期講習頑張ってくれればと思います
それにしても、今日はもう、爆睡できそうです
しっかり休んでまた明日頑張ります!