【高校受験】都立入試当日の動き〜講師Ver〜

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

いよいよ明日、都立入試が始まります

本当にいよいよです!

私の大切な生徒たちが受験に挑みます

はー、こっちもドキドキです

が、最後の生徒集会がこのあとあります

あくまで冷静に生徒たちを送り出したいと思います!!

 

 

 

今日は、都立入試当日の塾での動きを共有しておきたいと思います

ただの内部の動きを共有するだけです、

内部の動きになるので、学生さんには興味がないかもしれませんが、

(そもそも誰か興味ある人はいるのでしょうか・・・)

書いていきたいと思います

 

 

[目次]

・『朝〜お昼』

・『お昼〜夕方』

・『夕方〜夜』

 

 

『朝〜お昼』

朝は6時ぐらいに起床します

それからシャワーや朝食など色々済ませ、7時に塾へ向かいます

都立入試は8:30集合なので、生徒たちはだいたい7:30ぐらいの電車に乗ります

だいたい7時ぐらいに教室に待機していれば生徒たちは顔を出してくれます

講師によっては最寄り駅で待っていたり、学校の校門で待っていたりしますが、

今年度は私は塾にて待機することになりました

 

毎年生徒を送り出していますが、

やはり当日の雰囲気は独特で、

普段おちゃらけていた生徒も厳しい顔をしています

やはり、緊張しているのだと思います

逆に、普段弱気な生徒が凛々しく受験に向かう姿を見ることもあります

そういう光景を見る時は

「いつのまにこんなに成長したんだろう」

と毎回感動を覚えてしまいます

 

ともあれ、

当日は普段とは異なり弱い自分が現れます

教室に寄ったり、電車を一回降りるのは大変ではありますが、

何があるかわかりません

私たちと会うことで少しでも緊張が和らげばと毎回思っています

 

受験校が近い生徒でも、8:00ぐらいには全生徒を送り出し終えます

その後、講師たちは正直やることがありません

ただ祈るだけです・・・朝食を食べながら

だいたい吉野家とか松屋に一緒にいって

「あの子達大丈夫かなぁ」

とか

「〇〇は緊張してんだろうなぁ」

など終始生徒の心配ばかりしていると思います

 

その後は各自ばらけて業務に戻ります

といっても全く身に入るわけもなく、ふわふわしたままこなして行きます

 

『お昼〜夕方』

お昼になっても毎年私はお腹がすきません

受験日は私も緊張して食事も喉が通りません

本当に通らないんですね、びっくりです

ふっとした瞬間に大丈夫かなぁと考えながら業務をこなします

都立入試は15:00ごろには終了します

 

受験が終了した生徒には塾に来るように指示していますので、

16時ぐらいに塾に生徒が来始めます

お疲れ様!と出迎えながら、生徒の第一声を聞きます

個人的には

『すごいできた!』

と塾に入って来る生徒よりも

『できないところが結構あった』

と残念がって塾に入ってくる生徒の方が最終的に受験に合格している気がします

試験中に客観的に自分を見つめられるほど冷静だった

とわかるからです

生徒の第一声には毎年毎年緊張します

不安がって来てくれると逆に少し安心するというなんとも言えない状況もあります

 

その後生徒たちには答案の再現をしてもらいます

中高一貫の受験の際にもやってもらいますが、高校入試も同じです

大まかな得点を出すことで、結果をある程度予測させます

目的はいくつかありますが、一番の目的は

生徒の合否を予測して、今後の一人一人の接し方を決めるため

です

また、もう一つは

予め合否の予測をさせて合格発表日までにメンタルを整えさせるため

です

 

合格可能性が高い生徒たちはいいとして、

不合格の可能性が高い生徒ももちろんいます

全員合格させてあげたいですが、実力を発揮できずに得点を重ねられない生徒もいます

そういう生徒には合格発表前に面談を重ね、当日に備えさせます

精神的な痛みを和らげ、前向きに高校へ向かってもらうためです

極力このような対応はしたくないのですが、

マイナスなことが生じても最大限のプラスへ導くのが講師の役割の一つ

だと思っています

やれることは全てやります

 

疲れ切った受験生は、解答復元を終えたらその日は帰宅させます

精神状態によっては面談を組む生徒もいます

 

『夕方〜夜』

中学3年生は受験ですが、他の学年は当然授業もあり、

私も授業をします

もちろん授業に集中はするのですが、

受験日は若干そわそわしてしまうのと、場合によっては精神的に不安定な生徒もいるので、

休み時間等で話したり、ご家庭に電話をいれたりします

 

私の場合は、私が担当する全保護者に面談にて

「受験日は受験生対応を優先させる場合もあります

ただその際には後日必ず補講をいたしますので

当日はご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします」

とお伝えしています

幸いにも私の担当する生徒さんの保護者さまは理解してくださり、

「どうぞどうぞ」と言ってくださっています

本当にありがたいことです

 

授業が全て終わった後は、

特に気になる生徒のご家庭には電話を入れて確認します

そのあとに実際に問題を精読します

(時間があれば問題を解きますが、正直体力は残っていない、

あるいは他の対応にて忙しい場合が多いので翌日にまわします)

私の場合でしたら5科目全て通読して傾向把握をして

受験当日の業務は終了します

 

問題傾向の把握は

次年度の授業に必須というのと、

大学受験の変化に応じて高校受験も変化しているので、

イムリーに情報収集をして先手先手で動けるようにしておくためというのもあります

 

そしてある程度把握できたら帰宅

という感じで当日動きます

バタバタしてしまい講師としては疲労困憊ですが、

生徒に何が生じても対応できるように準備しておきます

大事な生徒ですから、なんでもします

 

 

このような形で入試当日は1日を過ごします 

つまり、上記が私の明日の動きになります

いよいよ来てしまうんですね><

本当に無事大きな問題もなく、1日が終わってくれることを祈っています

祈ることって無駄かもしれないですけど、それでも祈ります!

ほんと頑張れ、みんな!!

 

 

「今日の一言」

昨日で高校生の授業が終了しました

色々あってその生徒は浪人の選択を選びました

秋までは流れに乗って受験勉強をしていましたが、

メンタル面がくずれ12月からはほとんど勉強できず学校も行けなくなりました

本当に何もできないというのはこういうことをいうんだなと痛感しました

私はカウンセラーではありませんが、もっと知識があれば違う方向へと

その生徒を導けたのかな、と猛省しています

その生徒は塾をやめましたが、保護者の方に受験が終わるまで電話を

させてくださいと伝えています

どの生徒も大切ですが、その生徒も大切な生徒の一人です

彼が次の受験で合格するまで、あるいは自分の進むべき道を見つけられるまで

しつこいと思われても関わり続けようと再決意した日でもありました

私は無力です

もっともっと学び続けなければならないんです

生徒たちには一生をかけて恩返しをしていくと私は決めたのですから