【その他】大切な人へ

お題「大切な人へ」

 

こんにちは

Hide-and-seekです

今日は入試もひと段落して落ち着き始めたので、

お題というものにそって書いてみたいと思います

 

 

大切な人へ

 

いつも心の支えになっている人

高校の部活動の顧問の先生

 

 

先生がいたから教育の道に進もうと思えました

そして公教育の場ではないですが、

塾業界に参加して、僕も少なからず信頼されるような講師になれはじめたかな

と最近やっと思えるようになりました

この業界に進むきっかけを与えてくださったのは、先生がいたからです

 

 

高校生の時運動部に所属していた僕ですが、

普段の練習や何気ない話の中で、

私がとても悩んでいた時に

先生は、すぐに答えを私に与えませんでした

当時はなぜ答えてくれないんだと思っていました

そのことで悩んでイライラしたこともあったかと思います

でも今振り返ると、それはとても素敵な対応だったんだ、今はそう思っています

そう思えたことが今の私の塾での授業の方針に繋がっています

 

 

何でもかんでも人に聞いて自分で考えようとしなかった当時の僕

友人にも先輩にもすぐ正しいかどうか

あるいは他にやることがないか

すぐに答えを求める僕

そんな僕の質問攻めにいつも言葉ではなく行動で示してくださった先生

私は毎回先生のその行動の意味を考えることで

自分の行動と比較して改善し向上していこうと

考える癖がついていきました

ちょっとした角度やタイミングの違いによって結果が大きくことなること

使用道具のわずかな重さを変えることでその日の動きのリズムを整えること

とても大事な癖を身に付けることができました 

 

 

今現在、塾では理系を指導していますが、

先生から僕が学んだこと(学んだと勝手に思っていること)を

授業では還元しています

そもそもど文系の僕が一から算数・数学・理科の科目をもう勉強したきっかけも、

先生だっかもしれません

目の前の生徒たちの壁を取り除くにはどのようにすればいいのかを考えて、

「周りに頼ること」と「自分の高める」のどちらを行えばいいか思考して、

両方取っちゃえばいい

つまり周りを巻き込みながら自分ももう勉強すればいい、

という考えにいたり行動に移せたのも先生のおかげです

 

 

僕は必ず生徒たちに質問しちょっと盛り上がりを見せた後に解説を始めます

僕が一方的に話す授業は全くしません

時には理論の解説から入った方がいい場合もありますが、

そのような場合でも生徒に質問をたくさん投げかけるようにしています

 

そして、塾業界ではどうやらこのような授業をすることは珍しいようです

(素敵な講師のみなさんは生徒を巻き込むのが非常に上手ですが、大半は・・・)

たくさん知識を詰め込むことが是とされている環境で、

生徒に聴く時間は限られた時間を無駄にする行為だ、

と今でも言われる時があります

けれど周りの意見に耳を傾けつつつ、自分の信じる授業を続けていきたい

そう決意できたのは、

高校時代、練習に関する意見を周りからたくさん言われる中でも、

生徒たちにとっては何が一番合うかを常に研究して、

その練習の意義と効果を僕たちに伝えてくださった先生の姿勢を見てきたから

かもしれません

 

先日先生とお食事をした際にも上記の内容を伝えました

けれど先生は

「それはお前が勝手に感じ取っただけで、お前は勝手に育って行ったんだよ」

と伝えてくだいました

もしかしたら本当は答えを持っていなかったのかもしれないですけれど、

そんなことはどうでもいいんです

先生のその応えによって僕は考え動けるようになっていったんですから

知識があるから信頼されるのではないんだな

信頼があるからその人の知識や考え方を知りたいと思えるんだな

との時に感じました

 

塾講師として知識は絶対に必要です

でもその根幹に「教える」を据えてしまうとうまくいかない

教える前にます「寄り添う」ことが大切なんだ

と、僕は先生から学びました

 

 

指導する、って言葉

僕は嫌いです

どちらかというと、一緒に考えるってイメージをもって授業に臨んでいます

だから、僕は「先生」と呼ばれるのは嫌いですし苦手です

そのことを僕と身近に接する生徒は感じているのでしょうか

「ねぇー」・「なぁー」・「下の名前+さん」とか

あるいは

つんつんつついて注意を引く

そのような生徒が僕が担当している生徒には多い気がします

 

 

後々生徒が言ってくれたことですが、

僕はどうやら

「先生と呼ばれると若干不機嫌な顔をするらしい」です

これは自分では気づかなかったです

でも慣れないものはしょうがないんです

僕はこのスタイルでいきます

 

と思っていた時、

「先生もそういえば和みやすい雰囲気をもって生徒からフランクに接せられてたな」

ということを思い出しました

無意識に真似ていたのかもしれません

潜在意識にまで入ってきていたのかと思うと、

本当に僕は先生を信頼していて影響をうけていたんだなと感じます

 

 

僕は先生のようになれるでしょうか

誰かにとっての大切な人になれるでしょうか

そう自分に問いかけたことが過去何度あることでしょうか

 

 

でもこの質問を問うことは今はしていません

僕ができることは目の前の生徒(あるいは周囲の人たち)にとって

良いと思われることを一緒に考えて、

足りなければ周りに頼りつつ、自分を高めながら、

提供し続けることだと気づけたから、考えられたからです

 

 

 

 

 

こんな先生に出会えてよかった

最近体調を崩されていると聞いてとても心配です

受験生対応が落ち着いたら一度顔を出しにいきます

また、先生とお会いできることを楽しみにしています

 

 

お体に気をつけてたくさんの生徒を導いていってください

たくさんの生徒の灯台になってください

僕も迷ったら先生から感じ取ったことを思い出しながらまた前に進みたいと思います