【高校受験】2019年度 都立入試解説〜数学⑴

こんにちは

Hide-and-seekです

 

塾業界は軒並み閉塾で、

自習室を使えず学習場がない生徒もいるみたいですね

私も早めに帰宅したり、そもそも勤務しなくてもいい日があり、

割とこの時期にしては珍しくのんびりしております

反動が来週、再来週くるかはわかりませんが、

結局は後に負担がたくさんくる気がしてなりません

振替授業をたくさん組むみたいなので、春期講習が長くなるイメージかもしれません

今の時期、色々蓄えておかなくてはと思っています

 

その一環として

『今のうちにできるだけ過去問題のストックを増やしておこう』

そう思い至ったわけです

 

できる限り解いておいて

先の受験生対応時にスピード感をもって対応できるように

しておきたいと思っています

まずは都立の数学

徹底的にときたいです

 

 

 

【都立入試 数学出題方針】 (再掲)

1 出題の方針

数量や図形などに関する基礎的・基本的な事項についての知識・理解をみるとともに、数学的な見方や考え方、数学的な技能に関する能力をみる。

要は中学校のテキスト範囲をしっかり理解できているか確認する

 ということです

 

2 各問のねらい

1 数と式・図形・資料の活用の各領域に関する基礎的・基本的な事項についての 知識・理解及び数学的な技能に関する能力をみる

2 数学的活動の場面をもとに、数学的な見方や考え方に基づいて事象を数理的に考察し処理する能力や、推論の過程を的確に表現する能力をみる

 3 関数についての知識・理解をみるとともに、関数関係を表現し、見通しをもっ て論理的に考察し処理する能力をみる

 4 平面図形についての知識・理解をみるとともに、見通しをもって論理的に考察 し処理する能力や、推論の過程を的確に表現する能力をみる

 5 空間図形についての知識・理解をみるとともに、図形に対する直観的な見方や 考え方を基に、見通しをもって論理的に考察し処理する能力をみる

 

要は

大問1;1行問題

大問2:推論・考察問題

大問3:関数

大問4:平面図形

大問5:空間図形

ということです

 

(東京都教育委員会HP 数学:基本方針より(https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2019/files/release20190222_01/31s_kihon.pdf))

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【試験問題】

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2019/files/release20190222_01/31s_kensa.pdf

【正答表】

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2019/files/release20190222_01/31s_seitouhyou.pdf

 

以下解説

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大問1:一行計算問題(配点:46点)

 

問1・問2・問3・問4

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特に4題とも難しい問題はありません

問1:

単調な分数の掛け算

割り算ではないので計算ミスも起こりにくかったと思います

ただ、問1・問2はともに符号のミスに気をつけなければなりません

油断していると意外にミスをするものです

 

問5・問6・問7

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問5:

単純な連立方程式でした

問6:

二次方程式は『解の公式』で答えが出せます

ただ、解の公式に入れる前に

因数分解できないか

②二乗の形にできないか

を確認しましょう

いきなり何も考えずに解の公式にいれるのは、私は反対派です

問7:

こちらも樹形図ですぐに答えが出せます

計算でも出せないことはないですが、都立の大問1の確率は樹形図か表で十分です

 

問8・問9

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問8:

直径からの円周角・同一弧からの円周角で角度を移動させれば

割と解きやすい問題でした

 

問9:

正答率は高いと思います

 

 

大問2:推論・考察問題(=規則性)(配点:12点)

問1

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問1:

規則性の問題です

この問題は中高一貫・中学受験をした生徒にとっては楽だったと思いますが、

公立用の学習をしている生徒にとっては思いつくのには時間がかかる問題です

そもそも規則性の問題はあまり解かせないですし、生徒自身も後回しにしがちです

 

中学受験では等差数列の公式を学ぶのでスラスラ解けますが、

難関系でもない限り教えられません

表を書いて規則性を見つけていくのが一番いいと思います

 

①上下の周の長さが変わらないこと

②中の増加する図形の周の長さが一定の数値で増加すること

 

この2点がわかっていると解けます

強引に解いても思いつくかもしれませんが、

問2で正解にたどり着くのが難しくなります

 

問2

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問2:

問1とほとんど同じですが、

①中心角と弧の長さが比例すること

②N番目の弧の個数を(Nー2)と置けるか

この二つが大切です

あとは計算して、周を代入すれば解けます

正答率は低いと思います

 

 

大問3:関数(配点:15点)

 

問1・問2①

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問1:

基本問題です

Pの座標を求めて代入します

 

問2①:

図形の対称性を問うてきています

Qの座標さえわかれば『連立』しても『直線の公式』を用いても

解くことができます

 

2問とも正答率は高いと思われます

 

 

問2②

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問2②:

こちらの問題は難しいと思います

Pの座標を文字で表し、Qも同様に表すことはできると思いますが、

どのように三角形の面積を求めて計算していくか、で詰まります

私はPからABに垂線を引いて三角形PABの面積を求めて、

立式をし「t」を求めました

 

直線PBを利用してX座標を求めてもいけますが、

文字を含む直線の式になり複雑なので避けました

他にも解き方はあるかもしれませんが、

特に難しい計算がいらないので、

私はこのやり方で指導すると思います

 

一つ注意するとしたら、

『t>0』か『t<0」で置くかによって長さの表し方が変わるところだと思います

中学生は無意識に『t>0』で置く生徒が多いですが、

文字をどのようにおいたか、必ず意識させておきたいところです

 

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大問4以降はまた明日書きます

今日も読んでいただきましてありがとうございました!

 

それにしても、早く開塾しないかな、本当に

 

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『今日のひとこと』

過去問題は解いても時間が経つと、

『どんな問題だっけ』『ちょっとまって、思い出すから』

とスピード感を持って解説ができないことがあります

このブログはもともと塾にいけない人のために少しでも役に立てればと思って

開設した経緯があります

過去問題の開設のノートをこちらに載せれば少しでも役に立てるのかなと思っています

今後もたくさん解いてたくさん乗せていきたいと思います

 

都立が一通り終わったら

近隣の公立高校や東京の独自作成校

そのあとは過去問題が販売され始めたら私立難関系も蓄えていきたいです

中学受験も一貫も大学受験も、数学に焦点を当てて蓄えていきたいですね

解きたい過去問題たくさんあります

ときまくるぞ! 

 

【高校受験】生徒からの言葉

こんにちは

Hide-and-seekです

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一昨日は都立入試の合格発表でしたね

 

昨日で担当生徒全員にお電話し終わりました

全ての生徒と話すことができたので、ひとまずは安心です

場合によっては、極端な行動をとってしまうほど追い込まれてしまう生徒もいます

毎年毎年、受験後は様々なことを考慮して、

全生徒と会話を交わすようにしています

 

一昨日(3/2)に繋がった生徒

やはり合格した生徒が多いです

あるいは不合格だったけれど

気持ちを落ち着けてから連絡してくれた生徒もいました

けれど合格発表当日に繋がらない生徒も当然います

 

今回はウイルスの影響で塾が閉室することもあり

非受験学年の生徒のご家庭にも連絡を入れる必要がありました

なので、電話する回数も限られてしまい、

発表当日に話せなかった生徒も出てしまいました

 

昨日(3/3)まで連絡がない生徒

案の定ほぼ不合格でした

落ちたので電話するのが嫌だ、という生徒です

それでも私は結果を引き受ける責任がありますし

なにより生徒一人で気持ちの整理はしにくいです

 

なおかつ、今年はコロナにより学校も休校なので、

生徒たちは家に一人でいる可能性も高いです

共働きで一人っ子なら、一人でふさぎこんでいる可能性も高いです

様々なことを考慮すると、不合格になった生徒ほど絶対に話しておきたいのです

 

そして昨日、2日に繋がらなかった生徒にかけ

全員と話すことができました

 

 

そしてある1人の女子生徒に電話をかけた時に、

何度も同じことを伝えられました

それは

『合格できなくて申し訳ないです』

という言葉でした 

 

不合格だった時には

『悔しい』

『もっと早くからやっておけばよかった』

『緊張して自分の力を発揮できなかった』

など自分に関する言葉を述べる生徒が多数だと思います

 

私は進路指導の際に、

受験校決定に関してはかなり厳しく設定します

なので、不合格者数そのものは毎年少ないです

合格の見込みが低い学校に関しては

偏差値を下げた学校を提案し

合格可能性が高い高校を受験するように促します

そして、志望校を下げてもベストな高校を選択できるように

中1から複数の志望校を各生徒に提案します

不合格で高校に進むことと、合格して高校に進むことにおいては

かなりの差があると私は思っているからです

(生徒によっては奮起して大学受験で合格をつかむパターンもあるので、

生徒によって決めていきます)

 

なので、中学生の生徒自身から

『申し訳ないです』

という言葉を聞くことが今までなかったです

(保護者の方からは伝えられたことは多々ありますが

それは中学受験が多いです)

 

その生徒いわく

・申し訳なくて電話できなかった

・あれだけ見てもらったのに不合格になってしまった

・アドバイスも聞かず志望校下げずに受けて落ちてしまった

と講師への申し訳なさを表す言葉が次々に出てきました

 

その生徒は受験生になっても、絶対いきたい高校があったわけではなく、

様々な高校を見てもピンとくる高校がなかなか見つかりませんでした

そんな中、12月に偏差値的には微妙なラインでしたが、

やっといきたい高校を見つけることができました

行けるかどうかは微妙でしたので、

その生徒と保護者の方を交えてかなり面談を設定し

『併願・一般の私立高校の状況次第で』

その高校を受験するかどうか決めようという話になりました

 

都立を受験するために彼女はもう勉強して

その結果、彼女は私立高校に全て合格することができました

仮に都立で不合格であってもいきたい私立を設定できたのです

事前の約束通り「土台を固めることができた」ので、

都立高校の受験を認めた

という経緯がありました

 

彼女は中学3年生になってから毎日自習室にきて学習していました

また、私たち講師にもよく質問して、自分で復習もしてくれました

時には泣きながら、というより、できないたびに泣きながら

それでも学習を続けました

夏休み明けに一度ペースを崩して学習しない時期がありましたが、

なんとか立て直し受験に臨んだ、という感じです

 

 

・平日だけではなく、土日も毎週見てもらったのに

・平日も授業時間よりも早く来てもらって教えてもらっていたのに

・一番時間をかけてもらったのに

それでもダメだった『ごめんなさい』

 

と、この言葉ばかりが涙ながらに電話越しから溢れてきました

 

 

『それをいうならこちらの方だ』

と内心ずっと思いながら聞いていました

もっと声のかけ方とか教え方を工夫できていたら・・・

中1、2年生の荒れてた時期への接し方を変えていれば・・・

保護者からの厳しい言葉を減らせていたら・・・

 

その言葉を聞いた時、

バーっと頭の中に「たられば」の言葉が溢れました

けれど、それをその生徒に伝えても、

余計申し訳なさを助長してしまう結果になりかねません

「どっちが悪い」とか「こうすればよかった」と

責任論・結果論になってしまいます

 

どう言葉がけをすればいいのかは正直わからなかってですが、

その生徒には

『講師に申し訳ないと思ってはダメ』

『塾が開室したら一番に連絡するからお話しよう』

『今はのんびり休もう』

の3点を伝えました

 

特に

『「講師に申し訳ない」という気持ちは抱かないこと』

 は繰り返し何度も伝えました

 

 

結局、30分以上話してしまいました

けれど、生徒も私も「話したいこと」「伝えたいこと」「何気ない話」

色々話せました

いち早く教室が再開したら面談を組んであげたいと思います

気持ちの整理をゆっくりつけさせてあげたい

 

塾講師は結果を出すことも大切ですが、

生徒を不合格にさせてしまうことも多々あります

塾講師の存在意義は、

『受からせること』

だけではなく、

『落ちた後に全力でサポートすること』

も大切だと思っています

 

不合格だったらそのまま塾をやめてしまってもう関われない

電話も通じず音信普通になる

そんな関係を私は作らないし、作らせない

 

最後まで担当する

 

そのような覚悟が塾講師には必要だと、私は思っています

 

いつ教室が再開するかはまだわかっていませんが、

教室が再開し次第、全受験生と面談する機会を設けて、 

徹底的に話し合いたいと思います

早く教室空いてくれ!

こっちは準備万端だってのに!

 

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本日も読んでいただきありがとうございました

 

 

 

 

『今日のひとこと』

フォッサマグナはどうやら説がいくつかあるらしいですね

糸魚川ー静岡構造線」だけかと思っていたのですが、

ナウマンと原田豊吉の2者間の論争から、

大きく議論が広がり、地質学の発展に寄与したそうです

 

初めて知りました

こんな入試問題が私立難関中学校には出るんですね

生徒に質問されて、答えられませんでしたね・・・

もっと学ばなくてはと思うと同時に、

私もまだまだだな、と実感しました

フォッサマグナに関してはサイトを漁って調べまくりました笑)

もっとたくさん学んでいきます!

【高校受験】都立入試を終えて

こんにちは

Hide-and-seekです

 

昨日は、都立入試の合格発表がありましたね

色々ありました

嬉しいことも悲しいことも

 

今日は、色々な報告があった中で感じたことを書いていきたいと思います

 

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昨日は都立入試の合格発表でした

 

今年の中学3年生は途中から塾に参加してくれた生徒もいましたが、

ほとんどの生徒が中学1年生から通ってくれた生徒たちでした

それゆえ、個人的にものすごく思い入れのある学年でした

 

中学1年生の際に初めて参加した時の印象は

『静かだけどこそこそサボる生徒が多い学年だな』

『表立って反抗しない分結構手を焼く学年になりそう』

と思いました

そう思ったことが昨日のように思い出せちゃいます

 

私の予想は当たって、結構手を焼く生徒が多かったです

本当に君たちは・・・

叱ってばっかりで褒めることは少なかったけれど、

最後の追い込みの時期には、

みんな塾に来て自分の課題を見つけ取り組み、質問を重ねる姿を見ていると

受験前なのに本当に泣きそうでした

正直なところ

 

受験当日、1年生の時、できない問題があるたびに泣いていた生徒が、

『全く緊張しなかった、いつも通りできた』

問題を解き終わって顔上げて、

『ここどこだっけ、あっ〇〇高校だった』

と場所がわからなくなるほど集中して問題に取り組むことができた、

と報告してくれた時には

結果よりも成長に驚き、

嬉しく思って、また泣きそうでした

年々涙腺が弱くなっていると、毎年この時期になると思います

 

そんな中

昨日3/2(月)、都立入試の合格発表日でした

大切な生徒たち

結果的には、合格した生徒もいれば不合格だった生徒もいました

全員合格させて上げたかったし、それが私の使命なので、

嬉しさもあり、悲しさもあり、

でも悲しさのほうが勝ってしまった昨日でした

 

『合格した生徒』

中学1年生から担当してきた生徒たちなので、本当に嬉しい

自己採点で低かったので『厳しいかも』と思っていた生徒たちも

合格してくれました

生徒ごとに思い入れはありますが、

私の授業を信じて中1から参加してくれた生徒がたくさん合格してくれたのは

本当に嬉しかったです

 

けれど、合格発表日は毎年意外なことに、

『本人よりも周りが嬉しいことが多い』

です

本人は意外にもあっけらかんとして冷静でいることが多いです

当日は電話で合格発表の結果を伝えてくれるのですが、

『うかったー』

といって終わることが多いです

『なんでそんなに冷静なの?!』

と私は思ってしまいますが、生徒たちは驚くほど冷静な生徒たちが多いです

(受かってしばらくしてから連絡してくるからかな、と思っていますが)

 

それよりもむしろ保護者の方に電話を変わっていただいて、

その時に私と保護者の方で

『本当よかったです!!!』

とテンションが上がりながらお話することが多いです

 

思えば私の受験の時も番号があった時は

『あ、あった』

と意外に冷静だったのを覚えています

生徒よりも周りが盛り上がるのですね

 

自分の合格の時より嬉しいです、毎年毎年

 

 

『不合格だった生徒』

「さっぱりした生徒」「やりきった生徒」「後悔していない生徒」

不合格でもその場で前向きに切り替えている生徒もいました

一方で 

「後悔が残る生徒」「号泣する生徒」「言葉を失う生徒」

今年度は何人か不合格にさせてしまいました

色々な要因があるとは思いますが、私の力不足も一因です

 

このような仕事をしている限り全員を合格させて上げたいですが、

不合格者も出してしまいます

そんな中私が大切にするのはやはり

『面談』

です

毎年不合格だった生徒にはその日のうちに塾に来てもらい面談を実施します

本人だけの時もあれば、保護者を交えての時もあります

この面談がとっても大事なのです

 

けれど、今年は

コロナの影響により塾に生徒が来られない

最悪なタイミングです

塾は空いているのに生徒たちを塾に呼び出すことができないのです

本当に大切な時期にウイルスが来てくれたものです

昨日ほどウイルスを嫌悪したことはありません

 

とはいえ生徒を呼ぶことができないので、

昨日はひたすら電話をしました

けれどやはり対面とは異なり表情が見えません

 

『どんな表情で泣いているのか』

『どの言葉で頷き、首をふるのか』

そのような些細な表情の変化で言葉の掛け方も変わってきます

それでも電話以外にコミュニケーションをとる手段がないです

ひたすら話しました

 

 

今年度は

合格・不合格も電話のみ

でした

よくも悪くもいまいち熱が伝わりきらない結果になってしまった生徒もいました

来週には開室が予定されていますが、やはり『熱』は異なります

当日はやはり

『生徒たちに会いたいなぁ』

と強く思わされた今年度の都立入試合格発表日でした

 

来週から再開する塾が多いみたいです

結局学校の一斉休校に関しても政府の見切り発車的な要素が強かったようですね

専門家の意見も聞かずに休校指示を出したのはどうなのだろうか、

と私も違和感に思っています

それに振り回された形で塾も閉室してしまい対応ができなかったわけですから、

正確なエビデンスを提示してから休校指示および閉塾の決断をしてくれたら

私も納得はできるのですが・・・

 

とにもかくにも、来週には生徒と会える可能性が高まりました

熱や温度は下がっているかもしれないですが、

合格した生徒もできなかった生徒も全員呼んで

一人一人話をしていきたいと思います

 

 

 

号泣した生徒には今日も電話をかけます

早く生徒に会って

『おめでとう』も『次リベンジだ』も直接言いたい

早く気持ちの整理を一緒にしたい

そばに寄り添いたい

合格した生徒も不合格になった生徒も前向きに高校へ進めるように

私も最後まで接したいと思っています 

 

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生徒への声かけは難しいですね

『こういう声かけを私はするよ』みたいなことがあれば

ぜひご教示いただけたらと思います

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

『今日のひとこと』

超小型飛行ロボット「RoboBee」

というものがあるみたいです

(URL:https://www.youtube.com/watch?v=loHzoeFP9Io

(URL:https://wyss.harvard.edu/technology/robobees-autonomous-flying-microrobots/

メリットは、「災害救助」「撮影」「探知」

など人が入り込めないところにドローンよりも柔軟に入り込むことができる点です

一方でデメリットは「盗撮」「メディアの過度な情報収拾手段」「秘密漏洩」

などが言われています

こんな小型なロボットが飛んでいたって、わかりっこないなと感じます

プライバシーが守られない時代が来るかもしれないと

ふと怖さを感じました

そして、

テクノロジーの発達は人間の倫理観や道徳観の発達と比例させなければならない

と危機感を勝手に抱きました

もっともっと私も生徒たちにいろいろ伝達できるように情報はあつめつづけたいですし、

生徒たちに様々な情報を投げかけていきたい、とも感じる『robobee』でした

【高校入試】都立入試合格発表当日の動き

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

本日は都立入試、合格発表当日ですね!

私も教室に入りますが、遅延がないか心配です

(実際に遅延が結構ありましたので、朝から全力でダッシュです)

 

本日は都立入試合格発表当日の塾での動きを

共有したいと思います

 

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【目次】

1:朝〜正午

2:正午〜夕方

3:夕方〜夜

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1:朝〜正午

都立入試の合格発表は朝9:00ですから、朝は9:00に教室に入ります

その後生徒たちからの合格発表の電話をひたすら待ちます

この時間はひたすらドキドキしているので、

他の講師と話していたり、業務に向かったりはするのですが、

やはり毎年身が入りません

 

そしてちらほら電話が鳴ってきて、生徒から連絡がきます

嬉しい報告も残念な報告も入ってきます

毎年、発表から時間が経過するにつれて、不安感が募ってきます

『ダメだったから連絡来ないのかな』

と思ってしまう私がいるわけですし、

実際合格していた生徒たちも時間が経過するにつれて減っていきます

 

ただ、今年に関してはコロナウイルスの影響もあり、

通勤ラッシュを避けて学校に向かう生徒もいると思うので、

連絡は遅くなるのかなとも思っています

 

だいたい遅くても12時には全生徒から連絡がきます

全生徒から連絡がきた後、ようやく少しほっとします、毎年

 

 

2:正午〜夕方

正午からは生徒が教室に来始めます

合格発表が終わった後、生徒たちは

 

合格していた場合:入学手続き

不合格の場合:得点開示申し込み

 

その後各中学校に連絡にいきます

なので、生徒たちは塾へ午後になってからちらほら来ることになります

そして塾で生徒たちを迎えることになります

 

ただ、合格した生徒と不合格した生徒での対応に温度差が生まれてしまいます

バランスが大事です

不合格になった生徒がいる前で合格した生徒に『おめでとう』と過度に伝えるのも悪いですし、

かと言って合格したのに控えめに『おめでとう』 と伝達しても

『え?その程度した喜んでくれないの?』

と生徒によってはマイナスに受け止めてしまう可能性もあります

 

毎年教室に来てくれる生徒たちの順番に関しては、

『重ならないで、一人一人来てくれ!』

と心の中で祈っています

 

そして不合格だった生徒とは面談をします

時間をとって生徒たちの気持ちの中を整理します

ダメだったけれど楽観的な生徒に対しては軽くでいいのですが、

結構悲観的になってしまう生徒もいます

 

ここで面談の時間を取れるかどうかが大切です

その生徒の高校生活に大きく影響します

これは毎年生徒を担当していて、高校生活に向かう生徒を見ていてそのように思います

 

 

3:夕方〜夜

夕方以降授業も始まりますので、中学3年生への対応はできない時もありますが、

こちらは都立入試当日と同様に中学3年生への対応を優先的に行います

(事前に当該授業の保護者の方には連絡をさせていただきます)

中には保護者の方と同伴していらっしゃる生徒もいるので、

軽くお話をします

夕方以降いらっしゃるのは合格したご家庭が毎年多いと思います

なので、嬉しい面談が多いですかね

 

そして授業が落ち着いたあと、

一斉に受験した中学3年生のご家庭に連絡を差し上げます

『入門授業の確認』『面談日程の確認』『その後の生徒の様子』

などをお話するためです

 

私は経験したことはないのですが、

毎年、この段階で生徒・保護者との連絡が取れなくなることが多々あるようです

長い期間、時間をかけてご家庭と生徒たちと信頼関係を構築してきたかが、

この受験の合格発表後に大きく影響すると私は思っています

 

合格しても不合格になっても私としてはサポートしたい

合格した生徒は塾と関わりを持ってくてますが、

不合格だった生徒はもう塾にいきたくない、と思ってしまいます

むしろ不合格だった生徒のほうがサポートは必要です

そして不合格でも関わらせていただくためには、長期的な関係構築期間が必要です

何においても信頼関係です、大切なのは

ほんとうにそう思っています

 

 

このようにして今日は過ごしています

正直まだ連絡が来ない生徒もいて不安です

もう少しまってから動き出そうと思います

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『今日のひとこと』

本日都立入試の合格発表でした

これで全ての生徒の進学先が決まりました

今後は一人一人受験期を振り返る面談を組み、

しっかりと話していきます

私の最後の生徒対応が始まります

丁寧に頭をフル回転させて臨みたいと思います

泣かないように頑張ります

【小・中学生】クラス作り④

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

コロナの影響がいよいよ全国規模で深刻になってきましたね

USJも閉鎖になり卒業旅行を計画していた中高生の春はどうなるんでしょうか

私の生徒たちはそれでも観光にいく!

といっているのですが、わからないですね、先は

 

そして、ついに塾も閉室です

『表向きは』です

私たちは教室には入りますが、生徒たちは来させない

という対応になりそうです

生徒・保護者様と関われることには、とにかく安心しました

なぜなら2日は合格発表ですから

(そもそもどのような形態で発表されるかわかりませんが)

 

長丁場になりましたが、本日でラストです

クラス作りにおいて失敗しがちだと私が思う講師の特徴を書いていきたいと思います

 

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【目次】

1:大前提として

2:目標の設定

3:最低限のルールの共有

4:信頼関係の構築

5:上手く行きがちな講師の特徴

6:失敗しがちな講師の特徴 ←今日はここから

7:その他

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6:失敗しがちな講師の特徴

基本的には成功しがちなパターンの逆が失敗しがちなパターンになります

そのなかでも大きな要因になりやすい項目を箇条書きしていきたいと思います

 

①声が常に小さい

何よりもまず『声』は大切です

弱々しい声だと完全に生徒を巻き込むことができません

ただ、小さい声だからといってクラス運営が失敗すると言うわけではありません

小さい声でだからこそ生徒たちを引き込むことのできる講師もいます

けれど、一般的には声はハキハキと中~大の声で堂々と話すことが大切です

 

②自信がなさそうに見える

堂々としていなければ、

そもそもこの人から教わりたいという意欲を生徒たちに感じさせることはできません

弱々しそうな松岡修造から何かを学びたいって思うでしょうか?

「松岡修造」の画像検索結果

私でしたら、学びたい!よりも

大丈夫かな、体調崩していないかな

と心配・不安を感じてしまします

 

荒れているクラスだと、徹底的に攻撃対象になり、

主導権を生徒に奪われることにつながります

たとえ自信につながる根拠がなくても根拠は自身で後ほど獲得していけばいいのです

根拠はなくてもとりあえず自信を持っているように感じさせる振る舞いを

心がけるべきです

自信がなくたってあるように振る舞えばいいんです

そうすれば、自信は後から付いてくることが多いです

 

③想いのみ伝える

想いは大切です

それでも想いだけでは行動に移させる原動力としては足りません

『やったほうがいいよ!』

と言う言葉が効く場合もありますが、

『〇〇だからこうした方がいいよ』

とか

『平均点が65点ぐらいで図形の問題が過去出ているから、大問1,2を取れば平均の半分は得点できるね』

みたいな言葉がけもできれば、生徒のプラスになる可能性が高いです

『想い(熱さ)と数字(冷静さ)』の振り幅を意識的に使い分けることができる人は

魅力的な講師になれると思います

一方、使い分けが偏りすぎると生徒対応がうまくいかず、

信頼されにくいのではないかなと思います

 

うまく使い分けられない、あるいは私には無理だと言う人は、

チームの仲間を頼るといいと思います

生徒への伝達の際に担当を分けることで、

バランスを保つと上手くいくと思います

一人でできないときはチームを作りますし、

チームはそもそも一人でできないことを実行するために作るはずです

自分の力をつけつつも頼れる人を作って行きましょう

 

④板書が汚い

これは昨日書いたものと一緒です

板書は『生徒への最低限の礼儀』です

講師は自分にとって最大限のキレイさで、板書を書く努力をしたほうがいいです

板書が汚いと生徒に悪い意味で隙を見せることになります

避けられるリスクは避けるようにします

(ただ、話術が優れて生徒を引き込むことができる講師は別です)

 

 

⑤生徒に遠慮・萎縮してしまう

新人の講師の方ほど生徒の前で遠慮・萎縮してしまっている方が多いです

また優しくて生徒へ厳しい言葉をかけられない方もいます

けれど、それは本当の優しさではないのかな、と私は思います

 

ルールを予め伝え、叱る基準を生徒に事前に伝達することで

メリハリをつけていく必要があります

塾は学校と違い『しつけに関しては甘くていい』と言う見方もありますが、

私は、塾においても『学校と同様にしつけを厳しく行う必要がある』

と思っています

 

また、講師は生徒からの反応がなくったって話し続けなければなりません

反応を期待しすぎてしまうと、何も離せなくなります

そして、妙な雰囲気になってしまい空気が悪くなっていきます

(前提としては生徒に考えさせたり関与させる授業を講師は目指すべきですが)

 

自信がない講師の方ほど、反応がなかったり薄かったりすると

『特定の生徒をからかいに走る』

『おどおどして次に進む』

などの行動を取ってしまいます

そうではなく、反応がなくたって先に進めた方がいいです

止まっていても何も生じません

そして、授業外でコミュニケーションをとり、クラス運営に活かす方が

いいと思います

 

⑥自分の素の感情で生徒と接しすぎる

生徒から、悪口を言われたりからかわれたりすることがよくあります

その際に自分の素の感情を表に出す講師ほど、生徒のからかいの対象となります

生徒からマイナスなことを言われた場合

怒りの感情などの負の感情は抑え

『だからなんでしょうか、先に進みましょう』

と超然とした態度を取ることが大切です

あるいは

『そんなこといって〜、先行くよー』

みたいに軽くあしらうのでも大丈夫です

 

大切なことは

生徒のマイナスなワードによって自分の心は動かされていない

と生徒たちに伝達することです

心の中ではいくら傷ついても構いませんし、実際傷つきます

それでも言葉の抑揚や態度、視線やその後の行動全てにおいて、

言われた前後で変化を生じさせてはいけません

 

変化してしまう講師の方は、

生徒の恰好の攻撃対象になってしまいます

『こう言えばこの先生を困らせることができるんだ』

と生徒がわかってしまえば、彼らは言い続ける可能性が高いです

 

自分のいったマイナスワードによって相手がダメージを負っていないとわかったら、

攻撃はやむ可能性が高いです

いつやむかはわかりませんが、効いていないように演じることが大切です

 

 

⑦自己表現が下手

授業をしている限り、講師は自分のエピソードを話す可能性が高いです

色々な講師の方のエピソード話を私も聞いて来ましたが、

自慢話をしていても

『自慢に聞こえないように話すことができる講師』

『ただの自慢話として捉えられている講師』

がいると感じます

ただの自慢話として生徒が捉えた場合は完全にNGです

 

大切なことは

そのエピソードで生徒たちに何を伝えたいか

です 

 

例えば

『私の学習方法を守った生徒は早稲田学院に合格した』

と言うことで、学習法の模倣・定着を生徒たちに身につけさせたいとします

 

その時に自慢に聞こえる場合は、

脈絡もなく授業中や会話中にエピソードを挟み、

話したいときに話してしまう場合が多い気がします

いつどのタイミングでどのエピソードを挟むかが大切です

 

上の例文では、私だったら

ある程度成績も上がって来ているが伸び悩んでいるクラスの場合』

『荒れているクラスにて自身立場をあげる場合』

のどちらかで挟むと思います

不用意にエピソードを挟むことは非常に危険です

 

大切なことはタイミングです 

 

7:その他

・利益を逆手にとる生徒

塾は学校とは異なり、ご家庭は

『やめたければやめられる

『変えたければ変えられる』

ます

金銭によって付加的なサービスを購入しているわけです

塾は生徒がたくさんきて、講座をたくさん受講していただくことで利益をあげ運営していきます

そのため生徒の中には

『塾もお金稼がないとダメだから、僕たちがいなくなったら困るでしょ』

という姿勢を取り、騒ぎ出したり、指示に逆らう生徒が中にはいます

ちょうど昨日、私が新しく参加したクラスの生徒にもこのように言われました

その際に私が伝達することは1つです

 

私には利益などどうでもいい

やる気のないやつは今すぐ塾をやめろ

 

です

塾を運営する側としてはよくない発言に思われるかもしれませんが、

私は、保護者会でも生徒面談でも全ての場において、

このことをまずは伝えます

ただしこの言葉には続きがあります

 

『本気で成績を伸ばしたい生徒』『自分を変えたい生徒』たちは

たとえ現状成績が低くても私は全力でサポートします

とも伝達します

 

塾の利益を出され、いつでもやめてやる覚悟を持っている生徒に

ビクビクしていながら接することは時間の無駄です

まずはきっぱりそのような生徒は塾に来る必要がない、と伝達する必要があります

 

その後は、本当にやめてしまうかもしないですが、

大抵の場合彼らは大人を試していて、辞める可能性は低いです

ここでも生徒のマイナスな発言によってこちらが大きく変化しないことを

しっかりと示したほうがいいです

(大前提として保護者の方にこのように発言します、と予め許可を得ておく必要があります)

 

 

 

・自分のことも発信

いえないことは業務上・規約上ありますが、

それ以外は基本的にオープンに生徒たちに話すようにしています

でないと信頼してもらえるわけがないですね、そもそも

自分のことは語らず、相手のことばかり聞くのは、

不信感を与えかねません

とは言っても自分の話ばかりしていると、相手は遠のいていきます

相手に多く話してもらうとともに、適度に自分の話を混ぜるのです

 

 

大人でも、信頼できる人にでないと、心の奥深くに思っていることは伝達する気が起きないはずです

生徒たちにとっても同様です

信頼できない人に本当のことを話しません

まずは一人一人、全てを知ろうとすることが大切です

時間がかかるけれど、信頼関係の構築が一番大切です

志望校うんぬんの話はそのあとです

 

 

 

長かったですけれど、クラス作りに関して私が思うところを書いてみました

だらだらと書いてしまいましたが、読んでくださってありがとうございました

明日は都立入試の合格発表日ですね

通常通り掲示板にて発表のようです

ドキドキです

明日は都立入試当日の塾講師の動きに関して書いてみたいと思います

 

本日も読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

『今日のひとこと』

音楽はとても大好きです

基本歌詞よりもメロディー重視で好きな曲が決まっていきます

PVをみてもあまり心を動かされるとかはないのですが、

 JUJUの『東京』

はやばいです

泣きます

僕も上京して東京にて働いている身なので、ありえそうな状況が

詰まっているPVです

東野圭吾の、映画『祈りの幕が降りる時』の主題歌でもあります

加賀恭一郎シリーズも好きだし、映画も好きだし、音楽も好きになった

久々に全てにおいてプラスの作品群に出会いました

 

そんな『東京』

久々に聞いてもやばいです

 

俺もがんばろう、そう思いました

 

【小・中学生】クラス作り③

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

昨日はコロナウイルスの影響でディスニーランドが

2週間閉鎖が決定になりましたね

卒業旅行でディズニーに行く生徒もかなりたくさんいたので、

行けなくなって発狂している生徒も中にはいましたね

河合塾や大手予備校も休塾要請が出ているようです

私が勤務している塾もどうなるのかわかりません

早く自体が落ち着くといいのですが・・・

 

 

3日目に渡ってしまいましたが続きです

本日はクラス運営で上手く行きがちな講師の特徴を書いてみたいと思います

後天的要素が多いですが、生得的な要素もあるのかなと

書いてみて感じました

 

 ========================

【目次】

1:大前提として

2:目標の設定

3:最低限のルールの共有 

4:信頼関係の構築

5:上手く行きがちな講師の特徴 ←本日はここ

6:失敗しがちな講師の特徴

7:その他

========================

 5:上手く行きがちな講師の特徴

講師の中でも集団における授業が上手な人と苦手な人がいます

そして、上手な人と苦手な人ではそれぞれ特徴がある、

と今まで担当されていた講師の方を見て感じるようになりました

そこで箇条書きではありますが、

私が思う集団授業でうまく行きがちな講師のパターンと失敗しがちな講師のパターンを書いてみたいと思います

 

①姿勢がいい

この事項は大前提です

姿勢がいいと堂々としているように見えますね

それだけで印象が大きくプラスの方向へ変わります

姿勢がいいだけで、自信があるようにみえますよね

イメージとしては

『松岡修造』

「松岡修造」の画像検索結果

です

 

彼が言っていることは何かわからないけれど信頼できますよね

声も出ています

迫力があります

でも、大前提として姿勢が崩れていません

むしろ前に前に相手へと近づいていきます

彼みたいになるのは難しいですが、姿勢を真似ることは容易にできると思います

 

②言葉遣いの抑揚

声が大きいだけではダメです

声の大小のコントールはできて当然です

大切なのは『言葉遣いのコントロール

です

『普段は尊敬語で接し、叱るときはタメ口でしかる』

あるいは

『普段はタメ口で話し、叱るときは尊敬語をしかる』

など抑揚をつけて生徒に接することができるかどうかは結構大切です

 

私は前者で生徒に接するようにしています

これに声のトーンを結びつけて

「普段は大きな声で敬語で、叱るときは小さな声でタメ口で叱る」

などバリエーションをつけることで、

生徒に若干の緊張感を持たせることができます

 

③数字に強い

講師の想いやクラスに対しての理想像をクラスに語ることは意味がありますが、

毎回想いを伝えていると若干マンネリ化します

発言する内容に数字を混ぜると結構信頼感があがります

 

『〇〇高校に合格する中学生の中2の開始時の偏差値は△△だよ』

とか

『一人の人の年間生涯獲得所得額は〇〇で1日に換算すると△△で、そしたら君たちは毎日△△円無駄にしていることになるね』

などです

 

ただ、生徒たちに一番効果がある数字は

『塾の費用に関する数字』

です

 

例えば、100分で10000円の授業を生徒たちが受講しているとして、

そのうち騒いだり、遅刻したり、注意されたりする時間を30分だとすると

10000 × 30/100 分 = 3000円

つまり一回の授業で3000円無駄にしているわけですね

生徒たちはこの塾は高い!といって講座を受講したりすることに否定感を示すことが多いですが、

実際に授業で騒ぐ時間を金額に換算した結果、

その積み重ねの方がはるかに講座よりも高い金額になることがわかります

 

けれど彼らはわかりません

具体的に生徒の前で数値化することが大切です

これによって生徒の中には騒ぐことにお金がかかっていることを自覚し、

騒ぐことの無意味さに気づき始める子も出てきます

想いは講師として働くのであれば絶対持っていなければなりませんが、

それだけでは足りません

生徒を巻き込んでいくためには数字も必要です

 

 

④板書が綺麗(例外あり)

これは、あったら生徒を引き込みやすいですがなくても構いません

ただし、板書の下手さをカバーするトーク力があれば、の話です

 

板書に関しては後天的な能力なので、練習すればある程度誰でも上手にかけます

最低限のレイアウト、フォントは考えて授業に臨めば、

それだけで形にはなります

 

また、生徒たちは授業内で完全に授業の内容を理解することはできません

必ず復習が必要です

生徒が復習する際に何を用いるでしょうか

「ノート」がやはり大きな手段ではないでしょうか

(あるいは最近はiPadかな)

生徒が写すノートは復習の際の大きな武器になります

であれば写される板書も綺麗なものであったほうがいいですね

『板書がキレイなことは生徒への講師からの最低限の礼儀』

だと私は思っています

 

 

⑤反応がなくても話し続ける勇気がある

うるさい生徒でも授業中ではこちらの話を聞く瞬間があります

また、逆に静かすぎて何も反応がないクラスもあります

そんな中でも物応じせず、講師はとにかく話し続けることが大切です

常に生徒へ話しかける必要はありません

自分自身で確認するために呟いても構いません

とにかく生徒に声を聞かせることが大切です

講師はKYでも構わないのです

 

⑥飴と鞭の使い分け(私はこの言葉好きじゃないけれど)

これは良く言われることですよね

うまくできたら褒めて、ルールを破ったら罰する

一つの授業内、一回の面談内で常に生徒のいいところを探したり、

生徒が問題を答えられる機会を与えます

そして正解したら褒めます

不正解でもこの場合は叱る意味がないので叱りません

基本的にまずは飴の方を多く配ります

その分、鞭を振るう(叱る)ときの効果が大きくなります

生徒の心の奥まで響く可能性も大きくなります

基本は『飴を多く配る』ことです

鞭は最終手段として持っておくので、必要以上に出さない方がいいでしょう

 

 

⑦叱る基準を設けている

闇雲に叱っていたら、

生徒は萎縮するか、さらに反発してしまい、

心を閉じこちらの意見を何も聞いてくれなくなります

ただ、ルールを予め提示しそれに則って叱るようにすれば、

生徒たちも納得して叱られることが多いです

もちろん反発はしますが、若干の罪悪感か当然感を抱かせることができます

 

自分の感情の高まり≠叱るとき

だということを念頭に置かないと、

むやみやたらに叱るということになりかねません

この点は講師が自分自身をコントロールできるかどうかです

 

⑧適度に隙を見せる

私はこの点が一番大事だと思っています

普段厳しく接していても全く付け入る隙がないと生徒は先生に話しかけにくいです

荒れているクラスでもそれは同じです

若干の隙を意図的に作ることのできる講師は、

上手なクラスを作れている講師が多いと思います

 

例えば、

普段も授業も厳しいけれど、

『良く言葉尻を噛む』とか『奥さんにデレデレ』

とかそういうことです

 

私が高校生の時

ものすごく厳しくとっつきにくいと思われていた先生がいました

その先生は、数学の講師で、課題を忘れた時もかなり厳しく叱りましたし、

『俺はそもそも子供が好きではないからお前らのこと好意を持つことはない』

と宣言していました

 

けれど、ある日先生が授業で言い間違いをしたので、

とある生徒が勇気を持って先生に突っ込みをいれたところ、

若干はにかみ『間違えることだってあるじゃんかよ』といったことがあります

その言い方が今まで怖がっていた女子生徒の心を掴んだのか、

その日以来その先生の評価がガラッと変わったのです

一つの言い間違えへの突っ込みから、クラスの様相が大きく変化したのです

 

荒れているクラスでこのことを行うと、

騒ぎを助長する結果になるので注意は必要です

けれど、

素で出てしまう人はそのままで、

素で隙を作れない講師も、使い方に注意して意図的に演じてみるのはあり

演じたりして若干の隙をつくっている講師のクラスは

生徒もコントロールでき、いい雰囲気になることが多いです

 

 

⑨雰囲気をだせる

これはかなり漠然としていますが、講師によってはあると思います

『逆らってはいけない』とか『この人の言うことは信じられる』

みたいな絶対的な信頼感を何も言わないでも、

存在だけで伝達できる講師もやはりいます

経験からくる自信の表れによって、行動一つ一つにも自信が宿るのかな、と私は思っています

こればかりはこのようにみにつけるんだよ、みたいなのは伝えにくいですが、

私はあると思っています

 

この①~⑨の項目により多く当てはまる講師のクラスは大抵うまくいくと私は感じています

他にもこんな要素があるのでは?

みたいなことがあれば教えてください

 

 

そして大前提として、授業が上手とか下手とかそれ以前に

普段何もしていなくても生徒に懐かれる性質があるかどうか

が大切です

上記の⑨『雰囲気が出せる』とはまた少し違います

講師には3パターンあると私は思っています

①『何をしても嫌われるタイプ』

②『特に何も感じられないタイプ』

③『何もしなくても好かれるタイプ』

このパターン分けは授業が上手云々ではなく、

入ってきたばかりの状態の講師をタイプ分けしたものです

私はこの3つの区分けは

『生得的な要素』が強いと感じています

 

『講師側が生徒を好き』ではなく

『生徒側から勝手に好かれる』タイプの講師がいます

からかわれるとかいじられるとは別の問題です

私は荒れているクラスほど③のタイプの講師が担当するべきだと思っています

(②でも対応可能だとは思いますが、信頼関係を構築するまでに時間がかかってしまうと思います)

 

塾に来て生徒と話しをするだけで、

『あっ、この講師はこのタイプだな』と

塾で長年勤務されている講師の方であればわかるのではないかと思います

私もなんとなくわかります

 

上記のパターン分けは生得的なものが大きいとは書きましたが、

それは講師が特にスキルも身につけていない原初状態の時を比べた場合です

もちろん生徒の前で演じたり別人格を作ったり対応を変えられたりする講師の方もいます

つまり、普段講師どうしで接するときは①タイプ(無愛想なタイプが多いです)でも

生徒と接する時には③タイプになったりする講師もいます

実際に授業をし生徒と接してみないと講師のパターンはわかりません

対生徒における講師のパターンを見極めて配置する必要があります

 

 

 

ここまで私が思う、クラス運営でうまくいきがちな講師の特徴をつらつらと書いてきました

結構漠然とした項目も多いですが(雰囲気とかオーラとか)そういう要素って結構大切だと私は思います

他にもこのような項目があると上手くいくかもという要素があれば是非共有していただければと思います

 

本日も読んでいただきありがとうございました!

 

 

『本日のひとこと』

この時期は今まで勤務してくださった講師の方がいなくなったり、移動したりと人の出入りが激しいですね

塾講師は、出会いも多ければ、別れも多い職業だと実感します

特に今年は私の信頼できる講師の方が多数いなくなってしまうので、本当に残念で悲しいです

けれど、しっかり労いの言葉と感謝の気持ちを伝え、次の場所でも頑張ってほしいです

特に中学3年生のクラスを一緒に担当してくれた講師の方、

本当にありがとうございました!

また食事にでもいきましょう

 

【小・中学生】クラス作り②

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

今日はとてもいい天気ですね

素敵な日になりそうです!

今日という日が晴れて本当に嬉しいです

いきなりですが、

今日は昨日の続きを書いていきたいと思います

 

========================

【目次】

1:大前提として

2:目標の設定

3:最低限のルールの共有 ←本日はここから

4:信頼関係の構築

5:上手く行きがちなパターン

6:失敗しがちなパターン

7:その他

========================

3:最低限のルールの共有

私が生徒たちに伝えるは以下のことです

 

①HWはどうやるかが大切

②時間厳守

③切り替えの意識

 

まずはこれだけです

全体に伝えることは完結で当たり前のことのみです

複雑なことは念頭に残りませんし、すぐに失念しています

特に荒れているクラスは小学生レベルのことすらまともにできないことが多いです

そもそも指示すら通らないことが多いです

 

①HWはどうやるかが大切

『やるやらない』ではなく『どうやるか』と投げかけます

始めの段階でやらないという選択肢を消します

荒れているクラスは

「宿題をやる意味がわからない」とよく言いますが、

塾にきているからには成績をあげたいと思っている生徒もいるはずです

成績をあげるコツや、復習の仕方、管理方法、自習日の設定など、

様々な情報を投げかけていきます

そもそも宿題をやることすらできていない生徒が多いですが、

このハードルは譲りません

『たださくたんやるのは無駄です、効率よく学ぼう』

という話を毎週していきます

 

②時間厳守

荒れているクラスは、授業開始時刻すら特に理由もなく遅刻してきます

時間が守れないクラスは規律が乱れます

時間が守れない生徒は結果に結びつく生徒が少ないです

それは多くの生徒を見てきて本当にそう思います

 

今年度、中学3年生の学年を担当しましたが、

結果が出ていない生徒や入試結果であまり良くなかった生徒に共通する事項は

『時間通りに授業に来ない』

でした

これは毎年そうです

授業時間10分後にきたり、微妙に1,2分毎回遅刻してきたり・・・

時間と成長には大きな関連性があるんだな、と再度実感した年でした

 

 

時間に厳しくなることができてば、限られた時間の有効活用法を考えます

『何分でこの問題を解こう』『家を〇〇分にでるからあと△△で準備しよう』

とか逆算して物事を考える癖がつくと思います

また、

自分の1日の大まかな流れとその所用時間も考えられるようになります

そのことで時間が意外にも限られていて、

『ゲームなんてやっていたら時間がない!』

と自分で気づいて時間を減らし始めた生徒も過去にはいました

思いの外、メリットは多いと思います

 

なので、開始時間には必ず全員来させます

そして、遅れる場合は必ず塾に連絡するように伝えます

1分でも遅れた場合は教室にいれない場合もあります

 ✳︎1:事前に保護者の方に許可を得ておく必要があります

 ✳︎2:後日必ずフォローをします

 ✳︎3:不可避な理由であれば話は別です

それだけ時間に関しては厳しく接すると伝えます

 

 

③切り替えの意識

授業の前後での意識は切り替えるように伝えます

話を聞く聞かないではなく、そもそも塾には何をしにきているかを確認させます

塾には成績を上げにきているはずです

自分を高めるためにきているはずです

であれば、授業中に騒いだり、邪魔したり、遅刻したり、無駄話をしたりする意味は全くありません

少し厳しいですが、周りの邪魔をする生徒は教室の外にではなく、

塾から帰宅させることもあります

(これもあらかじめ保護者の方には許可を得ておきますし、後日サポートは必要です)

聞く時は聞く・解く時は解く・休む時は休む

メリハリをつけさせることが大切です

 

 

以上のことを初めて入った授業時にて伝えます

また継続的に伝え続けます

上記のことを当然と思えていないクラスが荒れているクラスだと

私は思っています

 

ただ、基本的に

始めは誰も聞いてないように見えますし、聞いてない可能性が高いです

けれど、いつ生徒の関心に引っかかるかわかりません

心情の変化・人間関係の変化等、ちょっとしたことで大きく変わる可能性を秘めています

諦めずに伝え続けることが大切です

『授業内容を理解させる』 とか『成績をあげる』たいのであれば、

まずは周辺環境を整えることが肝要です

 

 

4:信頼関係の構築

とはいえ全体に対して

言葉のみで伝達・浸透させることは難しい

です

必ず、少なくとも月に1回は全生徒と面談をします

全体で伝えた内容を

『生徒一人一人に合わせていくため』

です

生徒によっては部活動や習い事で時間に間に合わなかったり、

課題を効率よくこなせなかったりします

家庭環境や友人関係により学習できる状態にない生徒も中にはいます

周辺事象を生徒と確認し詰めていきます

 

生徒に『面談をします』と伝えると、必ず

『めんどくさい』とか『話すことないし』

などと言って面談の設定自体嫌がります

ただそこで引き下がってはいけません

生徒の真意を見極めます

 

『本当に私と面談するのが嫌な生徒』なのか

『口だけで実際は嫌がっていないかもしれない生徒』なのか

こればっかりは『勘』や『感覚』になってはしまいますが、

初回〜3回目の面談までで一度結論を出します

 

もし私と合わなさそうであれば、他の信頼できる講師にお願いします

また、他の講師の方にも面談をお願いし、様々な角度で情報を集めていきます

信頼される講師が私でなくてもいいんです

 

信頼できる講師が最低一人できればいいのです

 

生徒全員と信頼関係を築けたらそれは一番いいですが、

現状難しいこともあります

役割を分担し、チームで対応してきます

気軽に相談できたり話せる講師を各生徒一人に必ず用意できるよう整えます

そしてこの過程が一番時間もかかりますし大変ですが、

その分荒れているクラスを抑えるにはとても効果があります

 

一方で、

保護者の方と毎月一回はコミュニケーションをとります

手段は電話が主ですが、場合によっては面談を組ませていただきます

 

 

私が過去担当したクラスでは、

担当が変わった初月に月に4回面談させていだたいたご家庭もありました

内容はほとんど塾への違和感でした

『お金を払っているのに成績が上がらない』

『宿題をやっている形跡がない』

『担当の先生から連絡がなく、どうなっているのかわからない』

などかなり厳しめの言葉をいただきます

 

 

こちらから言い返すこともないため、私がとる行動は一つだけです

ひたすら聞く』という姿勢です

保護者の方にたくさん語って伝えていただかないと現状の把握ができないからです

途中で言葉を挟むということもしません

ひたすら聞くんです

覚悟はしていても、

最初の1ヶ月はかなり私も精神的に参ってしまいます

それでも続けます

 

結果が出ないこともあります

ただ、現状よりも悪くなることはありません

(むしろ悪くしたのは塾側なので申し訳ない気持ちでいつも臨んでいます)

いつ関係回復・構築できるかも正直わかりません

それでも続けます

 

そうすると保護者の方も伝えたい内容を伝え終わり、

その後

相談や質問が増えてくる時期

がくる可能性が高まります

(その時期がくる前に退塾してしまう生徒・ご家庭ももちろんありますが)

その段階になってからこちらの意見を少しずつお伝えし始めます

そこから少しずつ話を進めていくのです

 

生徒面談の実施内容、志望校、学習習慣、習い事、就寝起床時間、

私立都立高校の特色、入試制度、etc・・・

膨大な知識量と経験と自信が必要です

そして大切なのは、伝えるタイミングです

 

保護者の方が一息ついて、その後言葉が出てこない瞬間に私はお話するようにしています

そこから少しずつ話を進めていきます

 

 

ここまで書いたことを私は少なくとも5月までは続けることになります

ひたすらコミュニケーションをとります

基本的に生徒対応と保護者面談は同時並行で進めてはいきますが、気持ち

『3月は保護者中心・4月以降は生徒中心』

という形で臨んでします

また、根本的な成績をあげる、という事も取り組まなければなりません 

 

 

新学年も始まり、私も荒れている学年の担当が既に開始しています

荒れているとは聞いていましたが思ったよりも話は聞いてくれる生徒が多く、

少しびっくりはしています

ただ

時間を守れない・宿題はやらない・言い訳が多い・切り替えができない

など頭を悩ませるような現状であることには変わりません

また、慣れてきた時期からがまた勝負ではあるのですが・・・

 

彼らには既に上記の約束事を伝えてます

反応は様々でしたが、マイナスな反応が多かったですね、やはり 

ここからどのようにこの学年が変わっていくのか楽しみでもあり、不安でもあります

彼らの変化に関しては少しずつ書いていこうかな、と思っています

 

 

 

以上書いてきましたが、目次はまだ残っています

続きはまた明日書きます

 

 

 

今日も読んでくださってありがとうございました!

 

 

 

 『今日のひとこと』

パスタはコスパが良く、だれでも美味しく作れることがわかりました

最初は凝ってペペロンチーノとかカルボナーラとか作ってみましたが、

試しに残り物を炒めてパスタと絡めてみたら、意外にいけるんですね

やつは万能でした

今度は何を混ぜてあげようかな

おすすめがあればぜひ教えてください!