【小・中学生】クラス作り④

みなさん、こんにちは

Hide-and-seekです

 

コロナの影響がいよいよ全国規模で深刻になってきましたね

USJも閉鎖になり卒業旅行を計画していた中高生の春はどうなるんでしょうか

私の生徒たちはそれでも観光にいく!

といっているのですが、わからないですね、先は

 

そして、ついに塾も閉室です

『表向きは』です

私たちは教室には入りますが、生徒たちは来させない

という対応になりそうです

生徒・保護者様と関われることには、とにかく安心しました

なぜなら2日は合格発表ですから

(そもそもどのような形態で発表されるかわかりませんが)

 

長丁場になりましたが、本日でラストです

クラス作りにおいて失敗しがちだと私が思う講師の特徴を書いていきたいと思います

 

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【目次】

1:大前提として

2:目標の設定

3:最低限のルールの共有

4:信頼関係の構築

5:上手く行きがちな講師の特徴

6:失敗しがちな講師の特徴 ←今日はここから

7:その他

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6:失敗しがちな講師の特徴

基本的には成功しがちなパターンの逆が失敗しがちなパターンになります

そのなかでも大きな要因になりやすい項目を箇条書きしていきたいと思います

 

①声が常に小さい

何よりもまず『声』は大切です

弱々しい声だと完全に生徒を巻き込むことができません

ただ、小さい声だからといってクラス運営が失敗すると言うわけではありません

小さい声でだからこそ生徒たちを引き込むことのできる講師もいます

けれど、一般的には声はハキハキと中~大の声で堂々と話すことが大切です

 

②自信がなさそうに見える

堂々としていなければ、

そもそもこの人から教わりたいという意欲を生徒たちに感じさせることはできません

弱々しそうな松岡修造から何かを学びたいって思うでしょうか?

「松岡修造」の画像検索結果

私でしたら、学びたい!よりも

大丈夫かな、体調崩していないかな

と心配・不安を感じてしまします

 

荒れているクラスだと、徹底的に攻撃対象になり、

主導権を生徒に奪われることにつながります

たとえ自信につながる根拠がなくても根拠は自身で後ほど獲得していけばいいのです

根拠はなくてもとりあえず自信を持っているように感じさせる振る舞いを

心がけるべきです

自信がなくたってあるように振る舞えばいいんです

そうすれば、自信は後から付いてくることが多いです

 

③想いのみ伝える

想いは大切です

それでも想いだけでは行動に移させる原動力としては足りません

『やったほうがいいよ!』

と言う言葉が効く場合もありますが、

『〇〇だからこうした方がいいよ』

とか

『平均点が65点ぐらいで図形の問題が過去出ているから、大問1,2を取れば平均の半分は得点できるね』

みたいな言葉がけもできれば、生徒のプラスになる可能性が高いです

『想い(熱さ)と数字(冷静さ)』の振り幅を意識的に使い分けることができる人は

魅力的な講師になれると思います

一方、使い分けが偏りすぎると生徒対応がうまくいかず、

信頼されにくいのではないかなと思います

 

うまく使い分けられない、あるいは私には無理だと言う人は、

チームの仲間を頼るといいと思います

生徒への伝達の際に担当を分けることで、

バランスを保つと上手くいくと思います

一人でできないときはチームを作りますし、

チームはそもそも一人でできないことを実行するために作るはずです

自分の力をつけつつも頼れる人を作って行きましょう

 

④板書が汚い

これは昨日書いたものと一緒です

板書は『生徒への最低限の礼儀』です

講師は自分にとって最大限のキレイさで、板書を書く努力をしたほうがいいです

板書が汚いと生徒に悪い意味で隙を見せることになります

避けられるリスクは避けるようにします

(ただ、話術が優れて生徒を引き込むことができる講師は別です)

 

 

⑤生徒に遠慮・萎縮してしまう

新人の講師の方ほど生徒の前で遠慮・萎縮してしまっている方が多いです

また優しくて生徒へ厳しい言葉をかけられない方もいます

けれど、それは本当の優しさではないのかな、と私は思います

 

ルールを予め伝え、叱る基準を生徒に事前に伝達することで

メリハリをつけていく必要があります

塾は学校と違い『しつけに関しては甘くていい』と言う見方もありますが、

私は、塾においても『学校と同様にしつけを厳しく行う必要がある』

と思っています

 

また、講師は生徒からの反応がなくったって話し続けなければなりません

反応を期待しすぎてしまうと、何も離せなくなります

そして、妙な雰囲気になってしまい空気が悪くなっていきます

(前提としては生徒に考えさせたり関与させる授業を講師は目指すべきですが)

 

自信がない講師の方ほど、反応がなかったり薄かったりすると

『特定の生徒をからかいに走る』

『おどおどして次に進む』

などの行動を取ってしまいます

そうではなく、反応がなくたって先に進めた方がいいです

止まっていても何も生じません

そして、授業外でコミュニケーションをとり、クラス運営に活かす方が

いいと思います

 

⑥自分の素の感情で生徒と接しすぎる

生徒から、悪口を言われたりからかわれたりすることがよくあります

その際に自分の素の感情を表に出す講師ほど、生徒のからかいの対象となります

生徒からマイナスなことを言われた場合

怒りの感情などの負の感情は抑え

『だからなんでしょうか、先に進みましょう』

と超然とした態度を取ることが大切です

あるいは

『そんなこといって〜、先行くよー』

みたいに軽くあしらうのでも大丈夫です

 

大切なことは

生徒のマイナスなワードによって自分の心は動かされていない

と生徒たちに伝達することです

心の中ではいくら傷ついても構いませんし、実際傷つきます

それでも言葉の抑揚や態度、視線やその後の行動全てにおいて、

言われた前後で変化を生じさせてはいけません

 

変化してしまう講師の方は、

生徒の恰好の攻撃対象になってしまいます

『こう言えばこの先生を困らせることができるんだ』

と生徒がわかってしまえば、彼らは言い続ける可能性が高いです

 

自分のいったマイナスワードによって相手がダメージを負っていないとわかったら、

攻撃はやむ可能性が高いです

いつやむかはわかりませんが、効いていないように演じることが大切です

 

 

⑦自己表現が下手

授業をしている限り、講師は自分のエピソードを話す可能性が高いです

色々な講師の方のエピソード話を私も聞いて来ましたが、

自慢話をしていても

『自慢に聞こえないように話すことができる講師』

『ただの自慢話として捉えられている講師』

がいると感じます

ただの自慢話として生徒が捉えた場合は完全にNGです

 

大切なことは

そのエピソードで生徒たちに何を伝えたいか

です 

 

例えば

『私の学習方法を守った生徒は早稲田学院に合格した』

と言うことで、学習法の模倣・定着を生徒たちに身につけさせたいとします

 

その時に自慢に聞こえる場合は、

脈絡もなく授業中や会話中にエピソードを挟み、

話したいときに話してしまう場合が多い気がします

いつどのタイミングでどのエピソードを挟むかが大切です

 

上の例文では、私だったら

ある程度成績も上がって来ているが伸び悩んでいるクラスの場合』

『荒れているクラスにて自身立場をあげる場合』

のどちらかで挟むと思います

不用意にエピソードを挟むことは非常に危険です

 

大切なことはタイミングです 

 

7:その他

・利益を逆手にとる生徒

塾は学校とは異なり、ご家庭は

『やめたければやめられる

『変えたければ変えられる』

ます

金銭によって付加的なサービスを購入しているわけです

塾は生徒がたくさんきて、講座をたくさん受講していただくことで利益をあげ運営していきます

そのため生徒の中には

『塾もお金稼がないとダメだから、僕たちがいなくなったら困るでしょ』

という姿勢を取り、騒ぎ出したり、指示に逆らう生徒が中にはいます

ちょうど昨日、私が新しく参加したクラスの生徒にもこのように言われました

その際に私が伝達することは1つです

 

私には利益などどうでもいい

やる気のないやつは今すぐ塾をやめろ

 

です

塾を運営する側としてはよくない発言に思われるかもしれませんが、

私は、保護者会でも生徒面談でも全ての場において、

このことをまずは伝えます

ただしこの言葉には続きがあります

 

『本気で成績を伸ばしたい生徒』『自分を変えたい生徒』たちは

たとえ現状成績が低くても私は全力でサポートします

とも伝達します

 

塾の利益を出され、いつでもやめてやる覚悟を持っている生徒に

ビクビクしていながら接することは時間の無駄です

まずはきっぱりそのような生徒は塾に来る必要がない、と伝達する必要があります

 

その後は、本当にやめてしまうかもしないですが、

大抵の場合彼らは大人を試していて、辞める可能性は低いです

ここでも生徒のマイナスな発言によってこちらが大きく変化しないことを

しっかりと示したほうがいいです

(大前提として保護者の方にこのように発言します、と予め許可を得ておく必要があります)

 

 

 

・自分のことも発信

いえないことは業務上・規約上ありますが、

それ以外は基本的にオープンに生徒たちに話すようにしています

でないと信頼してもらえるわけがないですね、そもそも

自分のことは語らず、相手のことばかり聞くのは、

不信感を与えかねません

とは言っても自分の話ばかりしていると、相手は遠のいていきます

相手に多く話してもらうとともに、適度に自分の話を混ぜるのです

 

 

大人でも、信頼できる人にでないと、心の奥深くに思っていることは伝達する気が起きないはずです

生徒たちにとっても同様です

信頼できない人に本当のことを話しません

まずは一人一人、全てを知ろうとすることが大切です

時間がかかるけれど、信頼関係の構築が一番大切です

志望校うんぬんの話はそのあとです

 

 

 

長かったですけれど、クラス作りに関して私が思うところを書いてみました

だらだらと書いてしまいましたが、読んでくださってありがとうございました

明日は都立入試の合格発表日ですね

通常通り掲示板にて発表のようです

ドキドキです

明日は都立入試当日の塾講師の動きに関して書いてみたいと思います

 

本日も読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

『今日のひとこと』

音楽はとても大好きです

基本歌詞よりもメロディー重視で好きな曲が決まっていきます

PVをみてもあまり心を動かされるとかはないのですが、

 JUJUの『東京』

はやばいです

泣きます

僕も上京して東京にて働いている身なので、ありえそうな状況が

詰まっているPVです

東野圭吾の、映画『祈りの幕が降りる時』の主題歌でもあります

加賀恭一郎シリーズも好きだし、映画も好きだし、音楽も好きになった

久々に全てにおいてプラスの作品群に出会いました

 

そんな『東京』

久々に聞いてもやばいです

 

俺もがんばろう、そう思いました