【高校受験】生徒からの言葉

こんにちは

Hide-and-seekです

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一昨日は都立入試の合格発表でしたね

 

昨日で担当生徒全員にお電話し終わりました

全ての生徒と話すことができたので、ひとまずは安心です

場合によっては、極端な行動をとってしまうほど追い込まれてしまう生徒もいます

毎年毎年、受験後は様々なことを考慮して、

全生徒と会話を交わすようにしています

 

一昨日(3/2)に繋がった生徒

やはり合格した生徒が多いです

あるいは不合格だったけれど

気持ちを落ち着けてから連絡してくれた生徒もいました

けれど合格発表当日に繋がらない生徒も当然います

 

今回はウイルスの影響で塾が閉室することもあり

非受験学年の生徒のご家庭にも連絡を入れる必要がありました

なので、電話する回数も限られてしまい、

発表当日に話せなかった生徒も出てしまいました

 

昨日(3/3)まで連絡がない生徒

案の定ほぼ不合格でした

落ちたので電話するのが嫌だ、という生徒です

それでも私は結果を引き受ける責任がありますし

なにより生徒一人で気持ちの整理はしにくいです

 

なおかつ、今年はコロナにより学校も休校なので、

生徒たちは家に一人でいる可能性も高いです

共働きで一人っ子なら、一人でふさぎこんでいる可能性も高いです

様々なことを考慮すると、不合格になった生徒ほど絶対に話しておきたいのです

 

そして昨日、2日に繋がらなかった生徒にかけ

全員と話すことができました

 

 

そしてある1人の女子生徒に電話をかけた時に、

何度も同じことを伝えられました

それは

『合格できなくて申し訳ないです』

という言葉でした 

 

不合格だった時には

『悔しい』

『もっと早くからやっておけばよかった』

『緊張して自分の力を発揮できなかった』

など自分に関する言葉を述べる生徒が多数だと思います

 

私は進路指導の際に、

受験校決定に関してはかなり厳しく設定します

なので、不合格者数そのものは毎年少ないです

合格の見込みが低い学校に関しては

偏差値を下げた学校を提案し

合格可能性が高い高校を受験するように促します

そして、志望校を下げてもベストな高校を選択できるように

中1から複数の志望校を各生徒に提案します

不合格で高校に進むことと、合格して高校に進むことにおいては

かなりの差があると私は思っているからです

(生徒によっては奮起して大学受験で合格をつかむパターンもあるので、

生徒によって決めていきます)

 

なので、中学生の生徒自身から

『申し訳ないです』

という言葉を聞くことが今までなかったです

(保護者の方からは伝えられたことは多々ありますが

それは中学受験が多いです)

 

その生徒いわく

・申し訳なくて電話できなかった

・あれだけ見てもらったのに不合格になってしまった

・アドバイスも聞かず志望校下げずに受けて落ちてしまった

と講師への申し訳なさを表す言葉が次々に出てきました

 

その生徒は受験生になっても、絶対いきたい高校があったわけではなく、

様々な高校を見てもピンとくる高校がなかなか見つかりませんでした

そんな中、12月に偏差値的には微妙なラインでしたが、

やっといきたい高校を見つけることができました

行けるかどうかは微妙でしたので、

その生徒と保護者の方を交えてかなり面談を設定し

『併願・一般の私立高校の状況次第で』

その高校を受験するかどうか決めようという話になりました

 

都立を受験するために彼女はもう勉強して

その結果、彼女は私立高校に全て合格することができました

仮に都立で不合格であってもいきたい私立を設定できたのです

事前の約束通り「土台を固めることができた」ので、

都立高校の受験を認めた

という経緯がありました

 

彼女は中学3年生になってから毎日自習室にきて学習していました

また、私たち講師にもよく質問して、自分で復習もしてくれました

時には泣きながら、というより、できないたびに泣きながら

それでも学習を続けました

夏休み明けに一度ペースを崩して学習しない時期がありましたが、

なんとか立て直し受験に臨んだ、という感じです

 

 

・平日だけではなく、土日も毎週見てもらったのに

・平日も授業時間よりも早く来てもらって教えてもらっていたのに

・一番時間をかけてもらったのに

それでもダメだった『ごめんなさい』

 

と、この言葉ばかりが涙ながらに電話越しから溢れてきました

 

 

『それをいうならこちらの方だ』

と内心ずっと思いながら聞いていました

もっと声のかけ方とか教え方を工夫できていたら・・・

中1、2年生の荒れてた時期への接し方を変えていれば・・・

保護者からの厳しい言葉を減らせていたら・・・

 

その言葉を聞いた時、

バーっと頭の中に「たられば」の言葉が溢れました

けれど、それをその生徒に伝えても、

余計申し訳なさを助長してしまう結果になりかねません

「どっちが悪い」とか「こうすればよかった」と

責任論・結果論になってしまいます

 

どう言葉がけをすればいいのかは正直わからなかってですが、

その生徒には

『講師に申し訳ないと思ってはダメ』

『塾が開室したら一番に連絡するからお話しよう』

『今はのんびり休もう』

の3点を伝えました

 

特に

『「講師に申し訳ない」という気持ちは抱かないこと』

 は繰り返し何度も伝えました

 

 

結局、30分以上話してしまいました

けれど、生徒も私も「話したいこと」「伝えたいこと」「何気ない話」

色々話せました

いち早く教室が再開したら面談を組んであげたいと思います

気持ちの整理をゆっくりつけさせてあげたい

 

塾講師は結果を出すことも大切ですが、

生徒を不合格にさせてしまうことも多々あります

塾講師の存在意義は、

『受からせること』

だけではなく、

『落ちた後に全力でサポートすること』

も大切だと思っています

 

不合格だったらそのまま塾をやめてしまってもう関われない

電話も通じず音信普通になる

そんな関係を私は作らないし、作らせない

 

最後まで担当する

 

そのような覚悟が塾講師には必要だと、私は思っています

 

いつ教室が再開するかはまだわかっていませんが、

教室が再開し次第、全受験生と面談する機会を設けて、 

徹底的に話し合いたいと思います

早く教室空いてくれ!

こっちは準備万端だってのに!

 

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本日も読んでいただきありがとうございました

 

 

 

 

『今日のひとこと』

フォッサマグナはどうやら説がいくつかあるらしいですね

糸魚川ー静岡構造線」だけかと思っていたのですが、

ナウマンと原田豊吉の2者間の論争から、

大きく議論が広がり、地質学の発展に寄与したそうです

 

初めて知りました

こんな入試問題が私立難関中学校には出るんですね

生徒に質問されて、答えられませんでしたね・・・

もっと学ばなくてはと思うと同時に、

私もまだまだだな、と実感しました

フォッサマグナに関してはサイトを漁って調べまくりました笑)

もっとたくさん学んでいきます!